LOAFER

G.H.BASS

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名優や学生たちも虜にしたアメリカ靴

学生時代の愛用靴だった人もいるでしょうし、ファッションの原点の一部なんて方もいらっしゃるでしょう。ローファー、特にペニーローファー(コインローファー)は、革靴の品の良さを備えつつ、紐を結ぶことなく容易に着脱できることから時代や年齢、性別を超え、あらゆる人々に愛されてきました。それは、ローファー=怠け者のネーミングからもうかがい知ることができるでしょう。その元祖ともいうべき一足を誕生させたのがG.H.BASSです。1876年、アメリカのメイン州ウィルトンで、ジョージ・ヘンリー・バスが操業を開始したことから同社の歴史は始まります。当初はアメリカ軍の正式なパイロットブーツで名が知られ、チャールズ・A・リンドバーグが、N.Y.からパリへの歴史的大飛行を成功させたときもそのブーツをはいていました。そして、時を経ること60年余り、1936年にブランドのアイコニック的存在となるローファー、“バス ウィージャンズ”が誕生。映画『エデンの東』で知られる名優、ジェームス・ディーンや、キング・オブ・ポップと名高いマイケル・ジャクソンもこの靴を履いていたとか。そして、数々の著名人はもちろん多くの若者たちをも虜にし、いつしかアイビールックを象徴する一足となったのです。こちらはその代表的な形のフラットストラップローファー、“ローガン”。素材に使われているのは、美しい光沢を放つガラスレザーで、その輝きは上質な雰囲気をナチュラルに醸し出します。一枚の柔らかなレザーは足にすんなりとフィットし、華奢なシルエットのため見栄えもこの上なくスマート。それでいてプライスは控えめと、その費用対効果は計り知れません。しかし、それを度外視してもなお、これまでの歴史が紡いできた彼らの功績は色褪せることなく、今後も我々を足元から支えてくれるに違いありません。

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