JACKET

PRIVATE WHITE V.C.

BOOKMARK

今に伝えるメイドイン“マンチェスター”の実力と矜持

革靴の聖地、ノーサンプトン、オーダーメイドのスーツ屋が立ち並ぶサヴィル・ロウなど、英国にはモノ作りの原点ともいえる場所が多々見られます。その場所から、先人たちの崇高で強い意志と技術によって紡がれ数々の名品が誕生してきました。マンチェスターという都市もまた、その大いなる意志が強く宿る場所。とりわけ綿工業が盛んで、18世紀中頃から19世紀にかけて起こった産業革命では中心的役割を担った都市として知られています。20世紀に入り、綿工業の衰退が顕著に見られましたが、第二次世界大戦以降は、ロンドンに次ぐ第二の都市、バーミンガムを凌ぐ発展を遂げてきました。そして、歴史と伝統の中で育まれてきた技術や質実剛健な空気を、このPRIVATE WHITE V.C.のアイテムからも感じてもらえるのではないでしょうか。2010年より、デザイナー、ニック・アシュレイ氏を迎えスタートしたこちらのルーツは、同地で創業したファクトリー。コレクションは、第一次世界大戦下、メソポタミアで激しい敵の砲火のさなか勇敢に戦い、ヴィクトリア勲章を授かったジャック・ホワイトという兵士の力強さと勇敢さにインスピレーションを受けています。こちらのオイルドジャケットは、まさに華美な装飾を加えず、道具としての役割と存在を追求した“らしい”アイテム。生地には、ブリティッシュミラレーン社のオイルドコットンを使用。マチを広めにとったフロントポケット(ベローズポケット)や、保温性を考慮し裏地にフリース素材を使用した両脇のウォームポケットといった意匠に、誰もが大きな安心感を得られるでしょう。また、可動域を広くとったピボットスリーブや、フィッティングを高めるドローコードを内側に取り入れすっきり見せるなど、デザイナーのこだわりが散見。そのほとんどの素材は英国産で、製作は全てマンチェスターのファクトリーで行われています。その真摯で、頑固な姿勢に、酸いも甘いもわきまえた大人たちならきっと共感するに違いありません。そして、これからの長きにわたり、ワードローブのレギュラーとして君臨し続けるのです。ジャケット¥62,000(+TAX) [BRITISH MADE 青山本店] TEL 03-5466-3445

TAGS:
 daily STANDARD一覧に戻る

pickup JOURNALS