HAT

STETSON

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アメリカンハットの歴史の語り部

ジーンズの世界的普及の背景にカウボーイの存在は欠かせません。まだまだワークウェアの域を脱しえなかった1900年代前半、それを“ファッション”へと昇華させたのは、紛れもなく彼らでした。当時右肩上がりに発展していた映画業界で、多くのカウボーイたちが銀幕の中に登場しボトムにはジーンズを着用していたのです。それを機に、Levi’sはカウボーイをイメージさせる広告戦略をとり、Leeは“101カウボーイパンツ”を発表。多くの共感を得ていきます。そんなカウボーイたちが、ジーンズと共に手にしたモノ、それがSTETSONのハットです。1865年、数多くの帽子製造業者がひしめくフィラデルフィアにて設立したSTETSON。ひょんなことから出会ったカウボーイに撥水性のあるハットを高額で販売し、それを再現した“ボス オブ ザ プレインズ(平原の大将)”と呼ばれるモデルは、同ブランドの代表作といえるでしょう。以降、様々なデザインアプローチと画期的な販売手段、従業員たちの保障制度も含め、新たなビジネスモデルを体現した同社。それから世界中の人々が注目し、時の米国大統領、セオドア・ルーズベルトやハーバート・フーバーも着用していたとか。ブランドアンバサダーの人気俳優、トム・ミックスも、同社のイメージアップに大きく貢献したひとりといえるでしょう。世界恐慌や第二次世界大戦など、数々の危機が同社を襲いましたが、その変化に柔軟に対応し、150年もの長きにわたり世界中から愛されてきたSTETSON。その足跡とブレない信念は、こちらのアイテムからも伝わるのではないでしょうか。細身でスタイリッシュなクラウンは同社の特徴的ディテール。そこから伸びるブリムは実にエレガントで、きめ細かいウールや微光沢のシルクリボンにはラグジュアリーさが漂います。その変わらぬ凛とした佇まいは、これからも我々に大人としての品格を届けてくれるに違いありません。ハット¥39,000 [STETSON JAPAN] TEL 03-5652-5890

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