DUST BOX

公長齋小菅

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部屋に馴染み、空気を変えるダストボックス

元来、日本には“臭い物に蓋をする”という故事があります。都合の悪いことや醜聞が他に漏れないように、一時しのぎの方法で隠すことのたとえで、抜本的解決を促すひとつの戒めにも。かたや、部屋の収納において、“隠す”という有効な手段があり、配慮ひとつで部屋をクリーンな空間に付く在り上げることも。しかし、それが清潔感をキープする抜本的解決にはなるかといえば疑問が残ります。となれば、隠しておきたいダストボックスですら、インテリアの一助となりえるモノが理想。そこで、公長齋小菅のアイテムが活躍してくれることでしょう。御存知の方もいるかもしれませんが、公長齋小菅は、古くから京都に居を構え、日本ではお馴染みの素材である竹の可能性を追求してきた老舗。今では薄れかけている伝統を重んじながらも現代との融合により生み出すコレクションは、我々に改めて“繊細さ”“丁寧さ”“美しさ”といった日本のモノ作りの大切さを教えてくれます。こちらのダストボックスも同様。素朴でありモダンさも感じさせるこちらのアイテムは、白竹の滑らかな表皮をそのままいかした美しさがことさら目を引きますが、それを存分に引き出しているのは職人たちの手で仕上げられた丁寧な“編み”。一糸乱れないゴザ編み目には品の良さすら感じられ、シンプルな趣によりその魅力はさらに強調されています。滑らかな手触りは自然素材ならではといえ、見た目にも温もりを感じさせ、使い込むほどに味わいものり徐々に愛着も増していくことでしょう。あえて隠すのではなく、お部屋に馴染ませることで部屋の空気も一変するはず。インテリアとして存在価値を高めたこのダストボックスは、我々の日常に欠かせない存在となっていくことでしょう。

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