EYEWEAR

丹羽雅彦

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職人の技術と最新素材の見事な融合

技術の発展は、新たなアイテムを誕生させるきっかけになりますが何もそればかりではありません。昔ながらのアイテムに発展を促すケースも往々にしてあることは、誰もが日常から体感しているはずです。その伝統と革新の融合は、新たな可能性を生むひとつのキーとなるでしょう。丹羽雅彦氏によるこのメガネを見れば、それも概ね納得できるのではないでしょうか。父親も叔父も眼鏡職人という眼鏡一家で育った丹羽氏からすれば、この業界で仕事をすることは自然な流れだったのかもしれません。それから眼鏡作りに着手することになりますが、眼鏡業界にも技術革新の波は御多分に漏れずやってきます。それでも、同氏は人の手を介することにこだわったのです。それもこれも、機械に比べリムの寸法や巻き始めの位置が正確で、ロットによるバラツキもほとんど無いという実体験によるもの。実際、メタルフレームはレンズを支えるリムが端的に表へ表れるため、緻密な調整や成形が必要となります。それを、彼は緻密かつ精巧にやってのけるのです。彼はその中で、技術革新の波に抗うのではなく、許容することで伝統的なメタルフレームを進化させていきました。汗に強く、強度と弾力性に優れたチタンを使いながら、そこへ伝統の技、調金彫りを加え日本の繊細な技術を表現。掛け心地に対しても別段のこだわりもち、軽くしなやかで壊れにくいフレームを生み出しました。そして、いつしか“最高峰のメタル職人”と称賛されるようになったのです。最新素材を使用しながら、伝統をベースとした技術力で日本のモノ作りにおける本質を伝えたい。彼の目線は、実利よりもその先を見ていたのです。これぞまさしく“ジャパンプライド”。我々に、日本人としての誇りをもたらす逸品といえるのではないでしょうか。メガネ¥26,000 [NOVA] TEL 0778-51-2470

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