GINGER SYRUP

屋久島ジンジャーシロップ

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このシロップに見る日本の食文化の新たな可能性

今年は、イタリアのミラノで国際博覧会が催されました。今回は万博史上初となる“食”がテーマで、各国が様々なアイデアを駆使し独自の食文化を紹介。それらを通じで各地の自然環境や伝統、または食料廃棄問題や持続食料調達といった問題提起や解決策の提案が成されました。中でも、特に人気だったパビリオンは日本だったとか。3~4時間の待ち時間は当たり前。毎回長蛇の列が生まれ、そこには列に並ぶことをとかく嫌がるイタリア人も数多くいたようです。それだけ日本の食文化、伝統が注目されている証拠といえるでしょう。そして、昨今伝統を見直しながら、新たな食文化の創造に着手する動きも国内では顕著に見受けられます。土地独自の名産品を現代的にアレンジしたり、もしくは新たな特産品を生み出したりと、そのアプローチは様々ですが、その代表的なアイテムとしてこのジンジャーシロップをあげることができるのではないでしょうか。屋久島にある「ノマドカフェ」の手により丹念に作られているこちらは、鹿児島の新たな名物として存在感を発揮しそうです。屋久島の大自然に囲まれながら、無農薬で育った生姜は健康的で風味も良く、深みのある味わいやキレが特徴的。それをひとつひとつ丹念に洗い、細かく切ってから絞り込み、生姜ジュースを製作。そこに種子島産のきび糖などを加えながら幾多の工程を経て作られるこちらは、ほとんどが手作業のため一度に製造される量も限定されています。そうしてできあがったジンジャーシロップは、よく冷えた炭酸水とシロップを混ぜてジンジャーエールにするもよし、お酒の割り水として使うもよしと、楽しみ方も実に多彩。その土地に生き、その土地で作られたモノでさらなる感動を生む。その姿に、未来の日本食文化の理想形が見て取れるのではないでしょうか。屋久島ジンジャーシロップ<120ml>¥840

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