TIE

DRAKE’S

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トラッドに気品という名のスパイスを

我々のビジネススタイルに欠かせないネクタイ。そのルーツや原型は、ルイ13世時代に雇っていたクロアチア人傭兵がしていた防寒具だったり、はたまた2世紀初頭にローマ兵が首に巻いていた“フォーカル”と呼ばれるウールの布だったりと、これまで諸説語られてきました。ちなみにその“フォーカル”という布は、妻や恋人たちが戦地へ向かう兵の無事を祈って贈ったお守りだったとか。そして、ルイ14世の時代にはファッションの一部として大流行し、やがて19世紀にはロンドンの軽やかなファッションと融合し、現在の形へと移行していったのです。ネクタイという呼び名も、この頃に使われだしたんだそう。いずれにせよ、長い歴史をもつ重要なアイテムであることに変わりはありません。Drake’sのアイテムは、そんなトラディッショナルなアイテムのもつポテンシャルをさらに引き上げたと言っても過言ではないでしょう。創業者のひとりであるマイケル・ドレイクは、トレンチコートでも有名なAquascutumにおいて、小物やアクセサリーを企画してきた重要人物として知られています。そのデザインは、伝統を重んじながらもそこはかとなくエレガントな雰囲気も醸し出している魅力的なものばかり。そんな彼のアイデンティティはこのネクタイにもうかがえるかと。英国有数のファクトリーで生み出され、丹念に撚った高級なシルク糸を使った生地は“セブンスレッドシルク”と呼ばれ、確かなボリュームとエレガントな光沢感が特徴。中でも50オンスのネクタイは、目が詰まったしっかりとした作りから、コレクションの中でも特に評価の高い代物で、しめることにより胸元に凛々しさと美しさを加えてくれるでしょう。そこに、ブリティッシュトラッドの新たな一面を知ることができるのです。そして、自宅を出る際に愛する人からネクタイを直されでもしたら、ビジネスという場の戦場でもきっと活躍できるに違いありません。

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