SEWING NEEDLE

DARUMA THREAD

BOOKMARK

だるまのマークは信頼と原点回帰の証

私たちにとってだるまはとても身近な存在です。それは、宮城県の松川だるまや大分県の豊の姫だるまなど、各地で作り続けられている民芸品からも分かります。鎌倉時代に伝わった仏教禅宗で重要視されていた達磨大師に由来し、以降、信仰の証や玩具のデザインとして浸透してきました。そしてもうひとつ、私たちの生活に欠かせないだるまが存在します。それが、このDARUMA THREADです。これまで、衣類やキッチン用品など、糸が紡ぎだす様々なアイテムが日々の生活を支えてきました。その事実から、同ブランドの“糸さえあれば、なんでもできる”というメッセージに誰もが共感してもらえるでしょう。こちらの始まりはさかのぼること明治23年。京都の絞り鹿の子商で修業を積んだ横田長左衛門が始めた、糸の製造と行商に端を発します。当時は、木綿や絹、モスリンなど様々な生地が登場した時代でした。そこで彼は「いつの時代も暮らしを支えるのは手縫糸だ」との信念のもと、妻と共に最高品質の糸、“絹カタン糸”を編み出します。そして、七転び八起きのだるまをアイコンとして選んだのでした。そのアイテムは瞬く間に評判を呼び、やがて私たちの必需品となったのです。そのアイデンティティは、他のアイテムにも脈々と受け継がれています。例えばこちらの各種針。縫い糸は複数の糸を使用できる太めのサイズで、スムーズに針を通せるようメッキ仕上げで作られています。まち針はというと、以前、糸のノベルティとして購入者へ配られていたものを再現したもので、ややずれたダルマの顔まで再現した実にユニークな代物です。使用頻度が高まるほどアイテムへの愛着は増しますが、ほつれを直したり、または布を接いだりと手間ひまをかけることでその度合いはさらに高まります。モノの価値が再び見直される中、その重要な事実、そしてモノを大切にする姿勢を、このアイテムから再び学ぶことができるのです。縫い針¥300(+TAX)、まち針¥500(+TAX) [cotogoto] TEL 03-3318-0313

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