T-SHIRTS

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稀代のバイヤーが仕上げた未来に残したい一枚

シャツはメンズのドレスシーンにおいて、なくてはならない存在。それは、容姿端麗な趣も理由に挙げられますが、何より時代に左右されない普遍的フォルムがポイントと言えるでしょう。しかし、絶対的安定感と引き換えに、無個性な側面が危惧されます。そこで、これまでの洒落者たちは胸元へとその改善策を見出してきました。ラウンドカラー、ボタンダウンカラー、クレリックカラー...。例を上げればキリがありませんが、それによりシャツはさらに輝きを増し、メンズカジュアルにおいても絶大な存在感を発揮するようになったのです。それは、カットソーにおいても同じようなことがいえるでしょう。シャツと並ぶメンズカジュアルの基本ですが、見た目はいたってシンプルなだけに個々の“カラー”を出しにくい一面がありました。その処方箋としてあげられるのがネック周りです。クルーネックをベーシックとし、VネックやUネック、ハイネックと多彩なバリエーションを打ち出すことで着こなしの幅を広げてきました。こちらのカットソーにもその気概はヒシヒシと感じられます。数々のオリジナルブランドを発掘し、セレクトショップの源と言われるグローブやエミスフェールを手掛けてきた伝説のバイヤー、ピエール・フルニエ氏による一枚。その質素でありながらエレガントなルックスは、彼のキャリアと知識、そして磨かれてきたセンスの賜物です。ハリ感の生地は凛々しい表情を生み、深みのあるカラーリングはその人の個性をより後押ししてくれるでしょう。この一枚がワードローブに加わるだけで、着こなしの幅と大人としての品格をあなたは手にできるのです。

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