CHAIR

CHARLOTTE PERRIAND

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“時に男がロマンチックなのは不完全な証拠であり、女が常にリアリストなのは完全な証拠である”とは、古くから言われてきたことです。そして、アイテムを製作するうえで、ロマンチストはユニークなものを、リアリストは役立つものを作るとも。さて、その真相は定かではありませんが、しかし、女性建築家のパイオニアとして知られるシャルロット・ペリアンは、少なくとも“ユニーク”で“役立つ”作品を世に生み出してきた数少ない女性なのかもしれません。2014年にLOUIS VUITTONが世界的なアートフェア「アート・バーゼル・マイアミ・ビーチ」で披露した、彼女の傑作『限りなく水に近い家』はその好例といえるでしょう。そして、こちらのチェアもまた同様です。1927年に彼女の自宅用に籐張りのLC9をデザインしたのがそもそもの始まり。ちょうど、「サロン・ドートンヌ」展覧会に出展した『屋根裏のバー』で大反響を巻き起こした時期とほぼ同時期にデザインされました。そして、その展覧会には、バスルーム用として座面にタオル地を採用したアイテムを出品しています。それから素材を替えながら今では様々なアイテムがお部屋を賑わせるようになったLCシリーズ。座り心地は抜群でシンプルなデザインではありますが、素材の違いによって様々な表情を見せてくれます。それもまた彼女の類まれなる感性の賜物といえるでしょう。そしていつの日も私たちはこのチェアの魅力にひきこまれていくのです。LC9スツール ¥110,000(+TAX) [CASSINA IXC. AOYAMA SHOP] TEL 03-5474-9001

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