SHOES

AURORA SHOES

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アメリカの小さな村が注目される理由

“女は愛嬌”とはよく言いますが、それは常に愛想をよくするというよりも、それを常にできる心の広さや芯の強さが大切であることを説いているのではないでしょうか。こちらのオーロラシューズは、まさにそんなアイテム。N.Y.郊外にある小さな村、オーロラにて誕生したことから名付けられたオーロラシューズ。緩やかな曲線を描いたフォルムは、歩行時の負担を軽減しながら私たちの足を優しく包み込みます。その表情は御覧のように愛嬌たっぷり。ただ、それだけではない所にしがない小さな村を一躍有名にした同作の真骨頂があります。革表面をよく見れば、そこに独特なぬめりとツヤがあることに気付くかと。それは、革にワックスとオイル分を十分に染み込ませ、処理加工を施しているからです。その後、湯に浸し成形することで耐水性としなやかさを手に入れました。16世紀のヨーロッパの僧侶が履いていた靴をソースに作った代表的なモデル、ウエスト・インディアンのこちらもまた同様。だからこそ、このシューズへ足を通すほどに安心感を覚えるのです。そのうえ、利益至上主義の現在にあって、頑なに製作工程のほとんどを職人たちの手で行うクラフツマンシップは称賛されてしかるべき。その骨太な背景を持ちながら常に“優しさ”を見せるこちらは、すでに私たちのワードローブになくてはならない存在といえるでしょう。

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