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奥会津

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自然の恩恵と人の温もりが生んだ愛すべき工芸品

希少性はアイテムの価値を表すひとつの目安と言えるでしょう。大量生産、大量消費の現代において、それはなおさら私たちの心を揺さぶります。そのひとつの事例がハンドメイド。人の手が紡ぐ温もり、そして機械では決して生み出せない素朴な表情は特別で、独特な愛くるしさは多くの者たちの目を惹きつけてやみません。奥会津で長年培われてきた編み組細工もそのひとつ。積雪期に行う仕事として親から子へと代々伝承されてきた奥会津では、山々で採取されるヒロロや山ブドウといった自然植物が生活の道具を作る素材の基本。それらと向き合いながらひとつひとつ丹念に編んでいくため、年間を通しても製作数に限りがあり、素材の風合いによる表情もそれぞれ異なるのです。マタタビで作られたこのザルも同様。水きれがよく、素材特有のしなやかな手触りはとても素晴らしく、同地では台所用品として広く使われてきました。しかも編み上げた後に“寒晒し”するため高い強度を誇る点も魅力と言えるでしょう。このアイテムの価値は希少性だけにとどまらず、使っていくほどに実感することができるのです。※お求めの際は福島県 三島町生活工芸館までお越しください。 [三島町生活工芸館] TEL 0241-48-5502

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