A TEA CANISTER

開化堂

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曇りのない鑵本来の美しさをここに見る

茶会などで主が茶をたてる行為を点前(てまえ)と呼びます。それは、本来裏方である所作を相手に見せてでも温かいままのお茶を出したいというおもてなしの表れであり、何もやましいことはしていないという意志表示なのだとか。つまりは、行為のみならず道具にいたるまでもひと目にさらすことは常道であり、それらには一定の配慮が必要というわけです。ただ、こちらの茶筒であれば誰もが胸を張れることでしょう。創業は、文明開化に湧き、活気で溢れていた明治八年(1875年)。それからこんにちまで、ほぼ変わらぬ製法で作り続けているのが開化堂です。塗装やコーティングなどせず、地肌をそのまま活かした表面は美しさもひとしおで、手触りもまるで絹のよう。何よりも使い続けていくうちに見せる独特な経年変化は見もので、銅、ブリキ、真鍮により千差万別に味わいを高めながら優しげな表情へと変化していくのです。昔から、日本人にとってお茶は馴染みがありゲン担ぎにも用いられた飲み物。ただ、お茶の味わいを決定づけるものは何も、茶葉だけとは限らないのです。¥11,880

[開化堂] TEL 075-351-5788

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