PORSCHE 718 CAYMAN

スポーツカー進化論!ポルシェ 718 ケイマン

文:OGAWA Fumio 編集:Mirror
カバーデザイン:菅谷幸生
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スポーツカー進化論!ポルシェ 718 ケイマン

ポルシェがスポーツカーの新しい愉しみ方を提案する。

スポーツカーが、ドライビングの愉悦を堪能するための道具であることは間違いない。しかしそれは、成熟したカップルにとって、2人の生活にぜいたくな時間を提供してくれる、かけがえのない存在にもなり得る。ポルシェは、そんな新しいスポーツカーの愉しみ方を提案すべく、発売を間近に控えた2シーターのピュアスポーツカー「718ケイマン」をテーマにしたプロモーションムービーを12月1日に公開。diaSTANDARDでは、特別に撮影現場の様子とオフショットシーンを入手。ムービーと併せて紹介する。

英国のデザイン評論家で、ロンドンのデザインミュージアムのキュレーターも務めてきたスティーブン・ベイリーが「Sex, Drink and Fast Car」(1986年)というクルマを中心とした名著を書いている。僕の好きな一冊だ。40歳をすぎた主人公の友人がそれまでの生活を振り返り「結局、人生でプライオリティをあげたいものはなんだろうと考えるといたってシンプルだ」として書名になっている3つの事柄を挙げる。

クルマの楽しさといえば、もちろんいろいろある。家族での外出や趣味のスポーツへ向かうとき……。乗る人の数だけ楽しみがあるといってもいいかもしれない。なかでもポルシェ「718ケイマン」は格別。まさにファストカー、速いクルマという人生の喜びのなんたるかを教えてくれるものである。

Porsche 718 Cayman
Porsche 718 Cayman

ポルシェ718ケイマンを巡る、新しいスタンダード。

ケイマンは、そもそも2005年に発表された生粋のスポーツカーだ。911の妹分ととらえている人もいるかもしれないけれど、911は基本的に2プラス2のレイアウトを守り利便性もそれなりに高い。それに対して2シーターの718ケイマンはもっと純粋にファン・トゥ・ドライブを追求している。キャラクターの違うクルマだ。

718ケイマンは2016年9月に発表された。718というかつてポルシェが手がけていたピュアスポーツカーの名前を再び冠しているように、根ざしているのはスポーツ性である。従来のケイマンから名称変更されるとともにエンジンは高効率でしかもパワフルな4気筒ターボとなっている。はたしてハンドルを切ったときのアスリート専用シューズのような軽やかな動きは健在。かつ、空飛ぶ絨毯にターボがついたらこうなるのではと思わせる俊敏な加速性には磨きがかかっているといってよい。

ベイリーが紹介していた友人は40歳をすぎて人生の楽しみを振り返っていたが、それは次なるステージへライフスタイルを充実させるちょうどいい時期かもしれない。クルマには快適性や利便性などいろいろな機能があるけれど、根源的な魅力である走らせる楽しさを味わってみるのに絶好のタイミングといえる。スタイリッシュでスポーティなクルマはほかにもあるけれど、本当の意味で走る楽しさを体験してみようと思うなら、718ケイマンに如くモデルはそうそうない。

ポルシェジャパンはラグジュアリーの新しい価値観を提案している。

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