日常に彩りをあたえるストアガイド

青家のとなり
身体にうれしい甘味を食す

写真:TRVS  文:野村優歩
BOOKMARK
青家のとなり<br />身体にうれしい甘味を食す

京の趣を堪能できる甘味処カフェ。

中目黒駅から東を目指し目黒川沿いを歩くと、閑静なエリアとして知られる青葉台へと辿り着く。その路地裏に佇む古風なカフェが今回ご紹介する『青家(あおや)のとなり』。古い民家を改築した一軒家で、2階部分まで生い茂った壁の緑が目印。昭和の匂いを色濃く残すノスタルジーな出で立ちだ。ここは生家が京都で料理屋を営む、料理家の青山有紀さんがオーナーを務める和菓子喫茶。近年トレンドともなっている洋食をベースとしたものではなく、抹茶あんみつやわらび餅など京甘味を中心とした日本の伝統菓子が楽しめることでも話題となっている。

青家のとなり
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青家のとなり

白を基調とした店内は、こじんまりとしながらもショーケースのカウンターや壁掛け棚にお持ち帰り用の菓子などが種類豊富に並び、奥には実際に調理などを行うためのキッチンが設置されている。さらに入り口の左手には、カフェとしても利用できるイートインスペースも設けられ、清潔感のある和室に座布団とちゃぶ台が置かれただけのシンプルなくつろぎ空間が広がる。「ご年配の方から若い人まで老若男女問わずに楽しめる空間にしたかった」。と話す青山さんの想い通り、世代の異なるお客さんが訪れるのも同店の魅力の一つであるといえる。

青家のとなり
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青家のとなり

陳列される品々は、玄米を使ったクッキーに五穀生麩団子、全粒粉のマフィンやパウンドケーキなど様々。どれもお店オリジナルのレシピによって作られた、京料理同様に上品な口当たりのものばかり。またカフェメニューでは、季節の甘味デザートや各種ドリンクをご用意。抹茶やきな粉などをはじめ、青山さんならではの健康や体に良い素材をふんだんに味わえる。特に五穀生麩を使った抹茶の白玉あんみつは同店の人気メニューであるとのこと。訪れた際には是非とも賞味したい。

青家のとなり
青家のとなり
青家のとなり
『青家のとなり』オリジナルのトートバック(非売品)
青家のとなり
入り口右手の壁には、これまでに青山さん自身が執筆した料理本や京都ガイド本が並ぶ
青家のとなり
オーナーシェフとしてももちろんTVやラジオ、雑誌などのメディアでも活躍し、料理家としての顔も持つ青山有紀さん。

すぐ近くには、青山さんが手掛けるお店の1店舗目となる京おばんざいのカフェ『青家』もあり、あわせてふらっと立ち寄ってみてもいいかもしれない。こちらは昼は一般開放された和風のカフェで夜は会員制のおばんざい屋となるのだそう。「青家をオープンしてしばらくしてから北京中医薬大学日本校へ通い始め、国際中医薬膳師という資格を習得したんです。季節に応じた養生が出来る薬膳へきちんと向き合うことで、どんな方にも安心して、美味しくて体に良い京料理を提供していきたいと思っています」。

青家のとなり
青家のとなり

若者を中心に長蛇の列を作り、話題となっている洋菓子がある一方で、健康志向な日本の和菓子を提供するお店は貴重な存在ともいえる。風情や伝統を大切にしていく気持ちと同様に、和菓子もおそらくはいつの時代も継承すべきものなのだろう。昭和の時代を知らぬ若い世代にとっては新しく、その世代を知る者にとってはどこか懐かしい京の甘味。いつもとは少し違ったスイーツで、京都気分を味わってみてはいかがだろうか。

青家のとなり
東京都目黒区青葉台1-15-9
OPEN 11:30-18:00(売り切れ次第終了)※月曜定休
TEL 03-6320-7018
www.aoya-nakameguro.com/tonari


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