日常に彩りをあたえるストアガイド

BUY ME STAND
もう食べた!?ベトナム風サンドウィッチ

写真:TRVS  文:野村優歩
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BUY ME STAND<br />もう食べた!?ベトナム風サンドウィッチ

秘密基地のようなベトナム風サンドウィッチスタンド

渋谷と代官山のちょうど中間ともいえる並木橋手前の八幡通り沿いにある一軒のスタンド。ここは朝から晩まで多くの人々で賑わう今話題のサンドウィッチショップだ。地下1Fには昔ながらのローカルな銭湯があり、その古びた建築を生かしたレンガとガラス張りの外装が海外のショップさながらの雰囲気を感じさせる。店内に入ってまず目を奪われるのが、鮮やかなパステルグリーン一色に塗られた壁面とキッチンとの隔たりとなる木製のバーカウンター。4人ほどしか着席できるスペースはないのだが、不思議と窮屈な印象はなく、広々とした一室の部屋のような感覚でくつろげてしまう憩いの場だ。

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スケーターやクリエイターを始め感度の高い人々が集まるコミュニティスポットとして知られる『SON OF THE CHEESE』と同名のブランドを手掛ける山本海人氏による話題のニューショップ。当初はこのサンドウィッチ屋がプロジェクト構想の発端であったという。「アメリカに住んでいた頃に出会ったサンドウィッチにヒントを得て、日本に戻ったらトレーラーハウスを拠点に始めようと思っていたんです。そこでオプションのような形式で本格的なアパレルも少し展開しようと思っていたんですが、色々と諸事情もあり、順番が逆になってしまいました」。そう話すディレクターの海人氏。アメリカではごく普通の朝食として親しまれる家庭的なサンドウィッチを東京でも広く浸透させていきたいという想いがあったようだ。

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通勤や通学などの忙しない朝の時間を過ごす人々にとって、朝早くから利用できるスタンド形式のお店は新たな朝食のスポットとしても話題となっている。メニューもモーニング、ランチ、ディナーと時間帯によって異なり種類が豊富なので、様々な味を楽しめるのも嬉しい魅力だ。また働くスタッフは皆もともとは海人氏の友人がほとんどで、日本人だけではなく国際色豊かなスタッフが揃っていることも大きな特徴。海人氏のそうしたサスティナブルなマインドにノースウェストの自由な発想や空気感が宿っているようにも思える。

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豚バラ、リンゴ、玉ねぎ、カマンベールチーズの入った”APPLE CHEEKS” ¥1,300
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お店の看板娘でもあるスタッフのアンナさん

さらに同じ建物内の2Fには自身のブランドのヘッドショップとなるセレクトショップと紹介制のバーを併設。こちらもサンドウィッチスタンドを始めた際にタイミングよく空き物件となったところをそのまま借りてしまったのだという。店内にはウッドの什器や柄のソファがラフに設置され、異国情緒漂うリラックスした雰囲気が感じられる。日中は窓から自然光の陽が差し込み、温かみのある気持ちの良い空間が広がり、夜になれば隠れ家的ラウンジのような酒場へと変貌する。バーラウンジでは日替わりでバーテンダーが入れ替わり、曜日によって客層が異なるのも面白い。「バーの一押しメニューはブラッディーマリーで、男女ともに人気ですね。あとは日本ではあまり見ないジュークボックスのマシンを導入しているので、海外の人からの受けもいいですね」。

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トレンドとはまた異なるベクトルで見つめる海人氏の視点には、常に既存のものとは一線を画す新しい何かが映る。ビジネスではなくあくまでもクリエイションとして捉える彼の自由な発想は、普段の自然体な生き様から生まれてくるものなのかもしれない。誰もが気軽に立ち寄れて、いつのまにかそこでいくつものコミュニティが生まれていき、また新しいカルチャーが発信されていく。決して大規模にすることはなく、ローカリズムを大切にする海人氏の想いが感じ取れる話題のお店で、海の向こうで親しまれる家庭的な朝食を味わってみてはいかがだろうか。

BUY ME STAND
東京都渋谷区東1-31-19マンション並木橋302号室
OPEN 8:00-23:00、(BAR)18:00-24:00、(SHOP)12:00-20:00 *不定休
TEL 03-6450-6969
www.abcity-tokyo.com/buy-me-stand


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