日常に彩りをあたえるストアガイド

POSTALCO

写真:TRVS 文:野村優歩
BOOKMARK
POSTALCO

人生を共にする革製品や文具が揃う、
ブルックリン生まれの雑貨店

東京、渋谷の繁華街に位置するマークシティのほど近くに建つ一棟の雑居ビル。その3Fに構えるお店が今回ご紹介したい雑貨店の『POSTALCO(ポスタルコ)』。温もりのある木製のドアを開くと、都会の喧騒を忘れさせてくれる居心地のいい空間が広がる。店内には特注で揃えられたヴィンテージのような什器が並び、レジを含めたどれもが可動式となっているため、シーズンや気分に合わせてレイアウトも良く変わるのだそう。

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ニューヨークはブルックリンで誕生したブランドの『POSTALCO』は、もともとはカバンのデザイナーであったマイク・エーブルソンが妻の持ち運びにくそうな書類を入れるためのケースを持ち合わせの布と革で作ったことから始まった。現在でも定番品としてリリースされるハトメのついたエンベロープ型の書類入れの原点ともなり、国籍や性別を問わず多くの人々に愛される同ブランドを代表するアイテムともなっている。

POSTALCO
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また、デザイナーのマイク・エーブルソンを語る上で欠かすことのできないキーワードである”郵便”。実際に郵便局で働いていたこともある彼の郵便という日常から生まれた関心が”紙”や”皮”の素材、また”印刷”へと枝分かれしていき、書類ケースや革小物、ステイショナリーグッズ、はたまた郵便屋さんがまとうレインケープまで、そのラインナップを着実に増やしてきた。郵便局員が手紙を持ち運ぶ時の重力のかかりかたや体の動き、鞄から書類を出し入れするときの所作。その一連の動作を考え抜き、ふさわしい素材を選び抜くことで『POSTALCO』のプロダクトは作られていく。

POSTALCO
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手紙を入れるためのバッグ「Envelope」シリーズや、紙まで特注で作り上げた1ミリ方眼ノート、コピー用紙の裏紙を100枚までファイルできるスナップバッド、ベルトや財布などの革小物を中心に、些細な素材ひとつにまでこだわったモノづくりには定評があり、こだわりのあるラインナップにはステイショナリーファンのみならず多くの人々を魅了し続けている。

POSTALCO
《シアドライナイロンシリーズ》のレインコート¥41,040、《ブリッジバッグシリーズ》のバックパック¥54,460
POSTALCO
(左から)バックパック¥86,400、トートバッグ(小)¥42,120、トートバッグ(大)¥46,440、ショルダーバッグ(大)¥46,656

橋から着想を得たというブリッジバッグは、橋の構造をそのままバッグの製造にも活かすことで、重力が均等に分散され、肩への負担が軽くなるという仕組みになっている。必要最低限のパーツのみで作られ、シンプルに仕上げられたバッグはトートやショルダー、バックパックなど複数展開されている。車やバスを”運ぶ”ための橋と様々な荷物を”運ぶ”バッグ。この着眼点こそマイクが生み出すプロダクトの最大の魅力を引き出している。

POSTALCO
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ブランドを象徴するモチーフである伝書鳩には、郵便物が運ばれていくことの関心からやがてはその興味は紙へと移っていったように、関心のあるそれぞれのものがリンクし合いながら、自然と交わっていき新たな形になってほしい。そんな想いが宿っているという。普段の生活や、さらには人生を通して永く愛せる『POSTALCO』のプロダクトは、いつでもマイクの身近な日常から生まれていく。

POSTALCO
東京都渋谷区道玄坂1-6-3 山路ビル3F
OPEN 11:00-20:00(月曜、火曜〜土曜日)、11:00-18:00(日曜日、祝日) ※火曜定休
TEL 03-6455-0531
www.postalco.net


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