日常に彩りをあたえるストアガイド

la kagu

写真:TRVS 文:野村優歩
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la kagu

神楽坂に新たな知を紡ぐ、キュレーションストア

江戸時代から続く風情ある街並みが今も色濃く残り、尾崎紅葉などの文豪たちからも愛されたことから、多くの小説の舞台ともなっている神楽坂。その街の一角に佇む、工業的な外観の商業施設がある。もともとは新潮社の持つ物流倉庫であったそこは、20年間ほど活用されることなく街の景観の一部として存在していたが、昨年10月に『la kagu(ラカグ)』と名付けられた新たなキュレーションストアとして生まれ変わった。倉庫としての外観をそのまま生かし、無機質な空間に隈研吾建設都市設計事務所がデザインしたウッドデッキと2階部分とを繋ぐ大階段が加えられ、神楽坂の新たな新名所として話題を呼んでいる。

広大な面積を誇る店内は、1階にウィメンズのファッション、生活雑貨、カフェを、2階にメンズファッション、書籍、家具、レクチャースペースが設置される。同店の最大の特徴とも言えるのが、通常あるセレクトショップとは異なり、それぞれの分野に特化したキュレーターによって厳選されたプロダクトがラインナップされていること。各分野に特化したキュレーターを迎えることで実現したより主観的でコアなセレクトは、ライフスタイルショップの次なる可能性を感じることができる。

新しいショップの在り方を提案する同店の魅力を伝える中で、特に筆すべきは2階部分にある、ブックスペースとレクチャースペース。さらには「〈10×10〉-10人の選ぶ、10冊の本」と題される月替りの10人のセレクターによる10タイトルの選書コーナーも常時展開される。その併設したレクチャースペースには”知”を体感できる場所として、トークショーやワークショップなどが定期的に催される。

店長を務める前川さん

《James Mortimer》のシャツ(別注)¥21,000

《HUNDREDSON》のシャツ 各¥14,000

《HUNDREDSON》のTシャツ ¥5,800

《MARNI》《ACNE》を始め、ハイブランドからベーシックなブランドがセレクトされるウィメンズウエアに、《HUNDREDSON》《ENGINEERED GARMENTS》を中心にアメリカンカジュアルとヘビーデューティーをテーマにラインナップされるメンズウエア。朝8時から開店しているカフェコーナーには出勤前に思い思いの時間を過ごす人々の姿が。時代の流れとともに生まれ変わろうとする神楽坂に、新たな風を送り込む『la kagu』。そんな同店が発信する衣食住、知から紡ぐ温故知新な魅力に触れてみてはいかがだろうか。

la kagu
東京都新宿区矢来町67
OPEN 11:00-20:00 (SHOP) 8:00-21:00 (CAFE) ※不定休
TEL 03-5227-6977 (SHOP) 03-5579-2130 (CAFE)
www.lakagu.com


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