DECKED OUT THE FEET

特集:スニーカーはファッションを変えるか
Vol.01 高橋ラムダ (Stylist)

写真:小林直人 編集:kontakt
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特集:スニーカーはファッションを変えるか<br />Vol.01 高橋ラムダ (Stylist)

“Normcore(ノームコア)”という言葉が世間に浸透して以来、スニーカーは自身のアイデンティティーを示す上で重要な役割を果たすようになった。それはもちろん、男女ともに。過度な装飾のないシンプルな洋服にどんなシューズを合わせるか。そのチョイスにこそ、個性を見出すことができる時代だ。90年代のそれとは性質の異なるスニーカーブームの渦中にある昨今、スニーカーはファッションをどう変えていくのだろう。

ストリートとモード、フォークロアとアーバン、ヴィンテージから新鋭ブランドまで。多様化するファッションにおいて、散在するカルチャーを横断した希有なミックス感とバランスを備えた独自のスタイリングが支持を得るスタイリスト、高橋ラムダさん。そんな高橋さんが生み出す新しいスタイルに欠かせないアイテムのひとつがスニーカーだ。シューズメーカーが手掛ける名作モデルから、コレクションブランドのものまで、幅広いレンジのスニーカーを愛用してきたスタイリストの高橋ラムダさんが思う、これからの時代のスニーカー論。

“スタイルに悩んだ時に立ち戻る、原点のようなもの”

「そもそもスニーカーをファッションとして履くようになったのは、マイケル・ジョーダンやエミネムの影響から。中高生の頃に『THRASHER magazine』で《VANS》を履いたスケーターの姿を目にした時も衝撃的でしたね。古着屋さんで働いていた20代前半は、それこそ靴はスニーカーしか買ってなかった。アメリカ製の《CONVERSE》や《VANS》のチェッカーフラッグ柄のタイプも当時から好きなアイテムで以来、スニーカーはずっと買い続けています」。そう自身のスニーカー遍歴を語るスタイリストの高橋ラムダさん。しかし、スニーカーフリークでありながら、日々の足もとはさまざまだという。

「ブーツも好きなので、スニーカーばかり履いているという訳ではありません。もちろん、シーズンや気分などの波もありますしね。仕事柄、色々なスニーカーを手にしますが、何かファッションやスタイルに悩んだ時に、まずこれらのスニーカーに立ち戻るんです。そこから自分のスタイルって何だろう? ともう1度考える。そういう意味ではやっぱり《CONVERSE》や《VANS》は自分の原点なんですよね」。

高橋さんのスニーカーコレクション。壁一面に設置されたラックに所狭しとスニーカーが並ぶ。

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about him

Stylist
高橋ラムダ

スタイリスト白山春久氏に師事後、独立。メンズファッション誌をはじめアーティストやタレントの衣裳なども手掛ける。


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