SPECIAL INTERVIEW

メキシコの魅力を凝縮したかのような街『OAXACA』

写真:SHIN HAMADA 文:渡邊敦男 構成:BYOB
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JEFF CANHAM (アーティスト) × KANOA ZIMMERMAN (フォトグラファー)

キシコの魅力を凝縮したかのような街OAXACA(オアハカ)。その古い建物や看板にある独特な色彩感覚で描かれた サインやその雰囲気に魅せられてきたアーティストJeff Canhamが、実際に街や海を巡って得たインスピレーションから創作したアート作品と、ハワイ出身のフォトグラファーKanoa Zimmermanが旅路を撮り下ろした写真を合同展示するアートエキシビジョン『OAXACA』が東京、福岡、大阪のSTUSSYに併設されたギャラリーにて順次開催中。今回はその2名への独占インタビューが実現しました。


二人の出会いは?拠点はサンフランシスコ?これまでに二人で仕事したことはあるの?

ジェフ(写真右)「サンフランシスコのミッション地区にある”サンフラワー”っていうベトナム料理屋で初めて会った。カノアの事は会う前から知っていたよ。拠点は、サンフランシスコのサンセット地区。私の家や仕事場は海から数ブロック行った所にあるよ。以前に”Slow is Fast”というダン・マロイとケリーン・キーンが自転車で旅をした本のプロジェクトがあって、カノアはその本の写真を撮っていて、私が本のレイアウトを担当したんだ。また、モラスクサーフショップのプロジェクトなんかも一緒にやったりしていたよ」

カノア(写真左)「ジェフとは良くサーフィンする時に会うよ。彼とは共通の友達がいたんだけど、初めて会ったのはミッションにあるベトナム料理屋だったね。私はサンフランシスコに住んでいて、仕事のベースもここだけど、仕事の関係でよく色々な場所へ旅をしているよ。ジェフとは、「Slow is Fast」という本で一緒に仕事をしたんだ。その本は、サーファーのダン・マロイと映像作家のケリーン・キーンが自転車でカリフォルニアを7週間かけて旅をするというもので、写真は私が担当して、ジェフが本のデザインを担当してくれたんだ」

OAXACAの街に行くことのを決めた理由はなんですか?

ジェフ「オアハカに行った事のある友人から聞いていたんだ。とても街に興味あったし、それに良い波が立つ事を知っていたよ。メキシコ内で行きたい場所の他の候補もあったんだけど、安全ではないと思っていた。オアハカには僕らが見たいものが全て有るように思えたから、オアハカに決めたんだ」

カノア「私は以前、オアハカの海岸線に行った事が有ったんだけど、私もジェフもオアハカの街に行った事が無かったから、伝統的な料理と植民地時代に発展した建築が残るあの場所に行ってみたかったんだ。ある友人がオアハカはメキシコの京都だって例えていて興味もあったし、サーフィンも出来るから選んだんだよ」

旅はどうでしたか?何か印象に残っていることがあれば。

ジェフ「最高だったよ。全て見たいと思ったものが見れた。素敵なサイン、良い波、温暖な気候、そして人がとても暖かかった。ある夜、ホテルに戻ろと歩いていた際に見つけたガレージの中に古いワーゲンのバグがあって、その後ろの壁に同じ車の等身大のペイントが描かれていて、それに2人とも魅了されたんだ。カノアは古い車のかすんだ色がとても気に入って、私はそのペインティングがとても好きで。まさに、お互い好きなものの良いコンビネーションがそこにあった感じだね」

カノア「今回の旅は最高だったよ!本や展示に収まりきらないぐらい沢山のモノがあそこにはあったね。魅力的な標識、場面、風景、撮らざるにはいられない人々。初日には、自分自身を落ち着かせないと持ってきていたフィルム全て切らすとこだったよ。ハイライトといえば、ごはん(トラユーダス、トルタス、タコス、冷たいビール、そしてコーラ)、鮮やかな色、そしてサーフィン」

ロードトリップのドキュメンタリー撮影をしてみてどうでしたか?

カノア「僕は、この旅の中で街に溢れている沢山のモノにびっくりさせられたよ。常に写真を撮りたいものがあったし、とらえどころの無い瞬間を待つのではなく、その前に何をとらえれば良いのか ということを事前に考える方に集中していったんだ」

OAXACAの街並や風景はどうでしたか?どんな魅力がありましたか?

ジェフ「オアハカはとても信じられないぐらい魅力的だった。99パーセントのサインは、上手い下手があるものの、全て手描きのモノだった。僕は全てがすきだったよ。サインの他にも沢山有るけど、テキスタイル、美術館、古いクルマ、図書館、建築、広場、食べ物…全てが素晴らしかったね」

二人の共同作業で大変だったことはなんですか?

ジェフ「カノアと仕事するのはとても楽だったよ。彼は全て準備万端で望んでいたから。ある日、朝から夜まで飲まず食わずで撮影をしてホテルへ帰ろうと思ったんだけど、場所が分からなくてなってしまって、同じ場所を行ったり来たりしていたんだ。そんな大変なシチュエーションにも関わらず、カノアはとても良い写真と撮っていたんだ」

カノア「ジェフと旅して仕事ができたことはとても良い経験になったよ。僕たちのアプローチの仕方がお互い良いものだったと思うし、ジェフの眼に映るサインや風景を一緒に見れることができて良かった。しかも、最終的にはサインペインティングやタイポグラフィーの短期集中コースを学んだ感じがした。一部ナビが上手く行かなかったことをのぞけば、全てスムーズにいったよ」

それぞれが思う、この本のこだわりポイントはなんですか?

ジェフ「旅の記念品としてこの本があるっていうところがとても気に入っているよ。楽しかった思い出とインスピレーションを貰った時間が詰まっているから、その気持ちが見ている人々に伝われば嬉しいな」

カノア「この本は旅の記録だし、形見のようなモノだね。カバーアートは特に気にいっているよ!」

もしまた二人で旅に行けるなら、今度はどこ?

ジェフ「今度は、10月にカウアイ島に一緒に行くよ。カノアが結婚式をあげるんだ!」

カノア「このようなプロジェクトをまたやるのであれば、インドは行きたい場所リストの上位にある。メキシコのような色彩や手描きの看板が残っていて、より忙しくてとても広大だけど、きっと似ているように思えるんだ」

日本に来てみてどうですか?体験して良かった事、次回、必ず訪れたい街などある?

ジェフ「日本は大好き。人々はとても友好的で食べ物はものすごく美味しいよ。今度は桜が咲く頃に京都に行ってみたい、そしていつか奄美大島にも行きたいな」

カノア「日本は大好き!日本行きの旅をいつも企んでいるんだ。次は冬の北海道かな」

それぞれの今起きているプロジェクトを教えてください。

ジェフ「(ノーコメント)!」

カノア「サンフランシスコで新しい写真展。今、詳細を詰めていることだよ」

ファンのみなさんにコメント下さい。

ジェフ「是非、オアハカの空気を感じに展示を見にきてください。ありがと~アミーゴス!」

カノア「全てに感謝します!」

STUSSY presents JEFF CANHAM x KANOA ZIMMERMAN ART EXHIBITION “OAXACA”
メキシコの魅力を凝縮したかのような街『OAXACA(オアハカ)』。その古い建物や看板にある独特な色彩感覚で描かれたサインやその雰囲気に 魅せられてきたアーティスト Jeff Canham が、実際に街や海を巡って得たインスピレーションから創作したアート作品と、ハワイ出身の写真家 Kanoa Zimmerman が旅路を撮り下ろした作品とを合同展示するアートエキシビジョン『OAXACA』を東京、福岡、大阪のSTUSSYに併設されたギャラリーにて順次開催す る事となりました。展示される両者の作品は全て販売の予定となり、会場限定でそれぞれシルクスクリーン作品もご用意しております。是非会場にて両名が OAXACAで感じた色鮮やかな世界観をご堪能下さい。

会期
□STUSSY HARAJUKU ※会期終了
東京都渋谷区神宮前4-28-2ハウストンビル2F Open 12:00 / Close 18:00 TEL 03.3479.6432
□STUSSY FUKUOKA 9.27-10.13
福岡市中央区大名1丁目13-21 モンブランSEKIビル2F Open 12:00 / Close 18:00 TEL 092.715.6650
□STUSSY OSAKA MINAMI 10.18-11.3
大阪市中央区西心斎橋1-7-9 2F Open 12:00 / Close 18:00 TEL 06.6282.1517
□入場無料

“OAXACA”Bucket Tote Bag GOOD WEAVER for STUSSY Livin’ GENERAL STORE
プリミティブな物造りで知られる「GOOD WEAVER」が、久留米の老舗メーカー「ムーンスター」社に開発依頼した防水耐久性と弾力性のあるヴァルカナイズドクロスで仕立てた2WAYの別注トートバッグが「STUSSY Livin’ GENERAL STORE」からリリース。高温の窯で生地とラバーを圧着させるヴァルカナイズド製法で成立させた完全防水機能により、濡れたスウィムショーツやウェットスーツにタオル等の収納だけでなく、外からの水気をシャットアウトするバゲット型トート。プリントで入る「HECHO en NIHON」は「メイドインジャパン」の意味で、JEFF CANHAMがロゴデザインを、コンセプトを盟友KANOA ZIMMERMAN手掛けた。カラーはミリタリーグリーンとネイビーを展開。(容量:30L) ¥23,760 [STUSSY JAPAN 0548-22-7366]

about them

Artist
JEFF CANHAM

サンフランシスコ在住のアーティスト。カラフルなタイポグラフィの構成を用いて、アーティスト、グラフィックデザイナー、そしてトラディショナルなサインペインターとして多彩に活躍。サーファーマガジンのアートディレクションを始め、ニューボヘミアサインではトラディショナルなクラフト精神を学び、古い技術と新しい技術をミックスしたスタイルは今日のスタイルのバックボーンとなっている。作品はニューヨーク、カリフォルニア、オーストラリア、そして日本など世界中で披露されている。
www.jeffcanham.com

Photographer
KANOA ZIMMERMAN

サンフランシスコ在住のフォトグラファー。ニュースクール大学ニューヨーク校と、ブルックス・インスティテュート・オブ・フォトグラフィー・サンタバーバラ校で写真術を学ぶ。カノアの写真作品は、サーファーズジャーナルやトラベル・アルマナックなどのサーフィンやトラベルマガジンにフィーチャーされている。また2013年には千駄ヶ谷SLOPE GALLERYにてサーファーのダン・マロイを追った写真展「SLOW IS FAST」を開催して話題を呼んだ。
www.kanoazimmerman.com


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