NEW STARBUCKS LATTE

生まれ変わったスターバックス ラテ Vol.1

写真:小林直人 編集:神田春樹 取材・文:谷口暁子
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生まれ変わったスターバックス ラテ Vol.1

Vol.1 コーヒーカルチャーを進化させるスターバックス

秋山具義 (アートディレクター) × 早坂香須子 (メイクアップアーティスト) ×
西垣友裕 (スターバックス PR担当)

10月1日、スターバックスのシンボルでもあるスターバックス ラテが生まれ変わった。日本に上陸して18年。ブランド名を冠した唯一のメニューが、さらなるおいしさを追求して、よりリッチな味わいへと進化した。日頃からスターバックスをこよなく愛する2名のクリエイターを交え、生活のなかでのスターバックスとの関係や日本にもたらしたコーヒーカルチャーを振り返りながら、新しくなったスターバックス ラテのストーリーを紐解く。

新しいスタイルを確立したスターバックス

—スターバックスとの初めての出逢い。
秋山具義(以下、秋山)「僕は銀座の日本1号店の前を通って、なんだこれ!って思って入ったのをすごく覚えています」

早坂香須子(以下、早坂)「私は東急本店の向かいにある店舗が最初です。私も、なんだこれは!と。当時はラテばかり飲んでいましたが、キャラメルマキアートとか一通りは試して、今は日替わりのドリップ コーヒーが多いです」

秋山「それまでもカウンター越しに提供されるコーヒーショップはあったけど、スターバックスは全然違う。銀座の1号店は衝撃でしたね。コーヒーのクオリティは当たり前に、店内のデザインも店舗によって全然違うじゃないですか」

早坂「“コーヒーを飲んでいてオシャレ”っていうスタイルを作りましたよね。オシャレだと思っていましたもん、スタバを飲んでいる自分が(笑)」

秋山「僕の朝は、代官山の蔦屋書店にあるスターバックスに立ち寄るのが日課。だいたい8時半〜9時くらいの間にスタバに寄って、10時くらいに会社に行くようなリズムですね」

—スターバックスを選ぶ理由。
秋山「出勤ルートにはSATURDAYS SURF NYCとかもあるけど、朝は閉まっているし、他にもボチボチできてきてはいるけど、スタバが一番落ち着くんだよね。平日の朝でも最近はほぼ満席に近い状態ですけど、空間的にいいから」

早坂「この表参道B-SIDE店も原宿の真ん中にありながら、こんなに開けているってすごいですよね。ガラス張りでグリーンも見える贅沢な空間」

秋山「東急プラザ表参道原宿の上にある店舗も好き。空間が抜けていて、ウッドデッキも広くて、ハンモックがあったり、色んな椅子があったり。お客さんも若い人から外国人まで、見ているだけでも面白い」

早坂「具義さん、ホントに色々な店舗に行かれているんですね!」

秋山「うん、結構行ってる(笑)。仕事先のオフィスビルの中だったり、ちょっとした時間を見つけては寄るから、ヘタすると一日3回くらい立ち寄る日もあるかも。どこ行ってもありますからね」

早坂「私もロケバスの移動中にスタバを見かけると、ロケバスにコーヒーがあってもスタバのコーヒーを買いに行っちゃいます。ドリンクの選択肢も多いしおいしいし、つい足が向きます」

一杯のコーヒーを囲んで生まれるコミュニティ

—コーヒーの可能性を広げる画期的なスタイル。
西垣友裕(以下、西垣)「スターバックスではすごくコーヒーの香りを大事にしていて、禁煙なこともですが、例えばお店のなかに香りの強いお花を置かないのも、そのひとつです」

秋山「最初から禁煙っていうのも新しかったですよね。今は煙草吸う人も減ったけど、当時は凄いチャレンジだなって思いました」

早坂「そうですよね。喫茶店って言ったら、煙草の煙が充満していて、おじさんたちが打ち合わせしている入りにくい場所というイメージでしたからね」

秋山「海外にアイスコーヒーが浸透したのもスターバックスからじゃないのかな。もともとアイスコーヒーって日本発祥らしく、海外だとあんまり見かけないな、と思っていたところをスタバが広めた感じがする」

西垣「海外のスターバックスのメニューにもアイスコーヒーはあります。どこまでスターバックスが浸透させたのかは定かではありませんが、存在を紹介して飲むきっかけは作ったかもしれないですね」

秋山「禁煙もアイスコーヒーも、画期的なことをしているなって。海外行っても入っちゃうし」

早坂「入ります!空港とかでも絶対入っちゃう。フランスもカフェ文化のなかでスターバックスもしっかり定着しているし、紅茶文化の根強いイギリスでも、今はコーヒーブームですし」

西垣「ヨーロッパだと、イギリスの店舗数は多いですね。1971年の創業当時は、シアトルでコーヒー豆と紅茶の量り売りの専門店だったのですが、カフェを始めたのは実は80年代に入ってからなんです」

早坂「へー!知らなかった!」

西垣「それまでのアメリカでは、いわゆるアメリカンコーヒーと呼ばれるような、薄くてクオリティももう一つといったコーヒーが主流だったのですが、米スターバックスの現CEOがイタリアを訪れたときに、ミラノのバールで飲んだエスプレッソのクオリティの高さと、そのエスプレッソを囲んで人が集まるコミュニティの存在に惹かれて、そのカルチャーをアメリカに持ち帰ったのがきっかけなんです」

—スターバックスの新たな試み。
秋山「全然関係ないんだけど、以前会社でマネージャーの募集をしたときに、学生時代にスターバックスでアルバイトしていましたって聞くと、なんか信用できる感じがする(笑)」

早坂「分かります!ちゃんと教育されているんだろうなって思いますよね」

秋山「その人が入社してからは、会社でお客さんに出すコーヒーの味にもこだわり始めて、スタバのときもあれば、今はコーヒー店も多いから色んなお店の豆を試していますね」

早坂「コーヒー店、本当に増えましたよね」

秋山「増えた!めっちゃ増えた!」

西垣「スターバックスでもInspired by STARBUCKSという別コンセプトの店舗が昨年からスタートしましたね。池尻と下北沢と二子玉川と現在3店舗あって、そこはメニューも違ってお酒も提供していますし、スタッフも私服でグリーンのエプロンもつけていないんです。住宅地に適したリッラクスした雰囲気も特徴です」

秋山「池尻の店舗には行ったことがあるんですが、最初行ったときオーダーの仕方が分からなかった。なんか、違ったんだよね」

西垣「ドリンクに使用するコーヒー豆は、どうしますか?とか?」

秋山「そうそう!ラテに入れるエスプレッソは、しっかり目かマイルドかって。え?え?いつもどっち?みたいな(笑)。ちょっとオロオロしました(笑)」

西垣「この店舗では、住宅地という立地をあえて選んで出店しています。繁華街やビジネス街ではなく、近所の方が毎日集まって、ゆっくりと時間を過ごしていただけるようなお店を作ろうというのがコンセプトなので、コーヒーを通して、近隣の人々が集まれるコミュニティの場所になればと思っています」

早坂「先程のお話でもあった、イタリアのバールのような人が集まる場所ってところですよね。店舗の雰囲気も、インダストリアルなテイストがありながら機能的すぎず、散歩途中に気軽にフラッと立ち寄るイメージですね」

Vol.02「一杯のラテに込められたストーリー」へ続く。

about them

Art Director
秋山具義

1966年東京秋葉原生まれ。1999年デイリーフレッシュ設立。主な仕事に、PARCO「あるこうPARCO」キャンペーン、東洋水産「マルちゃん正麺」広告・パッケージデザイン、TOYOTA「もっとよくしよう。」CM・新聞広告、UHA味覚糖ぷっちょ「進撃のちょ人」CM、常盤薬品「眠眠打破×秋元康」CM、洋服の青山「AOYAMA×Ryuichi Sakamoto」CM、大島優子写真集「脱ぎやがれ!」(幻冬舎) 装丁、「ふなっしー壁掛けカレンダー2015」デザイン、AKB48「さよならクロール」CDジャケットデザイン、NHK BS プレミアム「ワラッチャオ!」キャラクターデザインなど。
www.d-fresh.com

Make-up Artist, Aromatherapy Instructor
早坂香須子

看護師として大学病院に勤務した後、メイクアシスタントを経て99年に独立。国内外のモデルや女優から支持される。世界中の様々な地域への渡航経験などから自然との共存・心と身体の健康を志し、2013年AEAJ公認アロマセラピーインストラクターの資格を習得。オーガニックプロダクトコンサルタントなど、多岐にわたり活動。毎回ゲストをお招きし、アロマ、食、旅、本、ファッションなど様々な視点から、インナービューティーのヒントを紹介するライブイベント『Beauty in Life』を実施中。「W inc」所属。
www.wtokyo.co.jp


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