SPECIAL INTERVIEW

木梨憲武さんの楽しいスタンダード

写真:平岩紗希 取材・文:渡邊敦男
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木梨憲武さんの楽しいスタンダード

タレントの他に作家としての顔を持つ木梨憲武さん。今年5月から開催中の展覧会「木梨憲武展×20years」も大好評。木梨さんの生み出す作品はどれも楽しいものばかり。観るだけでHAPPYな気持ちになるから不思議です!そこで今回は木梨さんにアートやファッション、そしてプライベートなど“楽しくなるためのスタンダード”についておはなしを伺いました。

「スタンダードって気分でも変わるよね」

–まず大前提ですが、木梨さんの“スタンダード”になるポイントを教えていただけますでしょうか?

木梨「そうだなぁ。改めてスタンダードって聞かれると考えちゃうよね。あんまり意識したことなかったし。やっぱりさ、自然と気に入って、ずっと使っちゃうモノが多いかな。実際はあんまりないんだけど。でもそんな感じでしょう。あと、クツや時計とかは“気分次第”っていうのはあるかも。その日のコーディネイトに合わせたり、ずっと使い続けているんだけど何かのタイミングで他のモノを選んだりとかさ。そういうケースは多いかな」

「コミュニケーションって早ければ早い方がいい」

-木梨さんのまわりにはファッション関係者の方も多くいらっしゃると思います。知人からの影響というのもありますか?

木梨「当然あるよね。僕の場合、番組などで着る衣装をスタイリスト大久保篤志さんにお願いしているんですが、彼の影響はハンパなく大きいです。っていうか木梨憲武のスタイルを見つけてくれたのが大久保さんといっても過言ではないからさ。もちろん昔からお洒落するのは好きだったし、自分に似合うかどうかの具合もわかってはいるけど、大久保さんと出会ったことで着こなしに関してはすべてを任せられるようになりましたね。大久保さんのスゴいところは流行の服をいろんな人に着させるのではなくて、あくまでも個性を尊重した洋服選びをしてくれること。そしてコミュニケーションの早さが尋常じゃないってこと。いつも出演する番組の衣装を用意してもらうじゃないですか。でも、たまに僕自身が持参したTシャツとかを着たいって大久保さんに相談する時があって。で、『OK、じゃぁ帽子はコレにしよう』っていう返しが瞬時に来るっていうね。否定もしなく、そのTシャツに合わせたスタイリングを即座に考えてくれる。このスピード感がいいんですよ。他でもそうなんですけど、コミュニケーションって早ければ早い方がいい。不思議と必ず良い結果になるから」

「サンプルをチェックする時のドキドキ感がたまらない」

–現在、木梨さんはKINASHI-CYCLEのレーベルで洋服やバッグなども手掛けられていますが、作るモノについてのこだわりはどの辺でしょうか?

木梨「僕自身が着たいモノ、使いたいモノを作るだけですよ。すごく単純でしょ。でもそれがいいんだよね。なんか楽しいじゃん。自分別注とか(笑)。PORTERやBRIEFINGのバッグやディッキーズのパンツ、カシオのG-SHOCKなどを自分好みにアレンジして作っているんだけど、上がってきたサンプルを見る瞬間のドキドキ感とかたまらないわけよ! コラボする相手がみんなプロフェッショナルだからさ、自分の想像以上のクオリティで作られたアイテムを出してくる。だからいつも『うわぁコレ最高にいい!』とか大声で言うし(笑)。たぶんさ、自分だけの愉悦の瞬間を毎回味わいたいんだろうね。僕の楽しむことへのスタンダードって実はそんな感じだと思う」

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