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海外から見た日本のカルチャーショックはいろいろあるのですが、今日は日頃思っている日本語の不思議について少し触れたいと思います。

日本人といえば、「ディティールにこだわる」民族として世界で有名です。。。。が、会話のなかの日本語は、表現の明確さに欠ける言語だとご存知でしたか?

例えば私のよく上げる代表的な一例

「〜なこと、できますかね?」

「うーんそれはちょっと難しいですねー」

日本人以外のほぼ100%がこの回答を「難しい=NO」だとは思わないので、難しくならないように一生懸命解決法を探そうとする。もちろん無駄なわけですけど。

そして外国人の友人達はみんな頭をひねるのです。「解決法提案したんだけどねー、返事がなかったんだよ」って。

もちろん、「できない」と明確に返事する事も相手に悪いな、とついつい日本人は思ってしまうので、お断りの返事は入れずそのままその話を風化させてしまうわけですが、外国人の相手は「?」のまま漂って、「日本人はわからない」という結論に至ることが多い。

 

「あ!それ、XXさんに伝えておいてくれた?」

みたいなことも普通に使いますよね。けれど誰が誰に何をいつ伝えたのかの情報を得るための質問としては不完全。なのですが、日本人同士では通じてしまうもの。このノリで英語やフランス語でつたえようとするとさっぱり伝わらない(笑)。

これは言葉に関するというよりも、その背後にある文化に関することだと思います。

 

ー日本人は元々単一民族であるために皆で察しあえる文化を所有している。

ー日本ではズバリ明確にしてしまうことが野暮だったり、表現方法として美しくないと思われることがしばしばある。

ー否定形の文章は相手に悪い印象や心象を与える。

ー相手の考えと違うことを伝える事は相手に対して失礼だ

 

私は日本を離れて16年ですから、日本のコモンセンスをまだ持っているとは言えども、もはやかなりなローレベルになっていると思います。笑。なので、日本の皆さんを言葉の裏のメッセージ(皆さんにとっては裏でも何でもない、普通のメッセージに違いないですが)がわからないので、解釈の違いに驚くことが良くあります。普段日本以外の国とのやり取りでの明確なやり取りしかしていないので、日本語のやんわり、ふんわりした言葉のやりとりの場合には翻訳機が必要な人になっているわけです。(いつも失礼な人になっててスミマセン。)

ただ、ビジネスをして行く上で、明確にしておかないと困る事がたくさんあるので、私は相手の言った事を間違いなく解釈したか確認するために、聞いた事をまとめて、その場で間違いないか聞き返すようにしています。それでも間違いは起こるのは、きっとみなさんが私に「そうではなくて、こうですよー」と間違いを指摘する事が、年齢が上の私に対して悪いかなあと思ってしまうからに違いない。。。うーむ、これは本当に難しい。お願いだから誰か私を直して。

私を含め、日本人以外の人たちは皆、この日本的な気遣いの言葉づかいの思いやりは不必要で、「本当の事を知りたい」と思っている。だから、多くの外国人は「日本人は本当はどう思ってるのかわからない、表面的に良い顔する人間ばかりだ」と思っているのです。全く悪気がないんです、むしろ。と文化の背景を説明するのですが、攻めて、攻められた歴史を持つ国で育った人、様々な人種が混ざった国で明確に話しなが情報を共有している人たちにはなかなかわからないものです。

「本当はどう思ってるのかな?ぶっちゃけ。」

外国人はそれをきちんと教えてくれる人を思いやりのある人だと思っています。日本以外で育った人というのは、日本語を話さないだけではなく、みなさんと同じ文化を共有していない人達です。「思いやり」の思いやる方向も、文化が変われば変わるということ。相手の立場に立ってみるときっと話し方も行動も変わるから、意思疎通がもっとできるはずです。

しかしながら、きっとこれは以外に多様化してきた日本人の暮らしを考えると、日本人同士でも同じ事が言えるかも。

 

 

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