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マイケル・シュメリング・新作「MY BLANK PAGES」の紹介

“人は自己中心に知情意し、感覚し、行為する。その自己中心的な広い意味の行為をしようとする本能を無明という。ところで、人には個性というものがある。芸術はとくにそれをやかましく言っている。漱石も芥川もいっております。そういう固有の色というものがある。その個性は自己中心に考えられたものだと思っています。本当はもっと深いところからくるものであるということを知らない。つまり自己中心に考えた自己というもの、西洋ではそれを自我といっております。仏教では小我と言いますが、小我からくるものは醜悪さだけなんです。”

これは、小林秀雄と岡潔の対談集をまとめた「人間の建設」(新潮文庫・平成22年出版)からの引用の言葉です。いい写真ってなんだろうとか、自分が好きな作品を改めて考えた時に、いつも思い出す言葉です。写真のジャンルがドキュメンタリーでもスナップ・ショットでも共通して私が好きな作品は、作者の意図があるにもかかわらず、わざとらしさを感じず、撮った時の心の純真さが感じられる作品です。反対に、無自覚にただ自由に撮った作品を見ると、内輪受けだけの感じがして、途端に白けた気持ちになります。また、自分の個性を追求するばかり考えてか、表面的な小技ばかりを繰り出すことに一生懸命で、奇抜さだけを目指し、伝えたいことが見えてこない作品も、作家が対象にじっくり向き合う姿勢に欠けるように見え、ちょっといい加減な感じがして苦手です。

かなり言いたいことを色々言っていますが(すみません!)、写真家の人は本当に大変だと思います。良い作品を生み出すことが大変だからこそ、それだけ追求し甲斐があり面白いのかもしれませんね!そして、誰かと共感出来るものを作り出すとても大変な作業をされているのですから、一朝一夕にいくことではもちろんなく、他の分野にも通じることと思いますが、(音楽、文学、またどんなお仕事でも)物事の大道を極めるのに近道はないと改めて思います。

今回のエッセイでは、マイケル・シュメリングさんのMY BLACNK PAGESを紹介したいと思います。この写真集は、2015年に刊行された一押しの写真集のだったのですが、Photoeyeから写真集のベスト・ブックスの選出を求められた際はその存在を知らず、残念ながらリストに含められなかった作品です。この中で撮られている作品は、すべてスナップ・ショットですが、裸の色っぽいお姉さんや泣き叫ぶ赤ちゃんなどの扇情的な写真は一枚も含まれていません。ちょっと心の痛みを感じる日があったとしても前向きに生きていく、私たち自身のありきたりで平凡な生活が描かれているように感じます。何もドラマックな写真は一枚も含まれていないマイケルのスナップに、私はなぜか強く心を惹かれ愛しい気持ちになりました。自分の平凡な生活に照らし合わせ親近感を覚えたからかもしれません。また、マイケルの作品は強い自己主張を感じさせず、一見カジュアルに撮った日常の一コマですが、それぞれの写真に一貫する的確な構図、さりげない配色への気配りなどを見出すことができ、控えめだけれども彼のストイックな姿勢を感じたためかもしれません。一見自由に撮っていそうだけど、長い訓練の末に導き出される巧みさをマイケルの写真から、静かでありながらもはっきりと感じることができ、この写真集が大好きになりました。

日本の書店に入荷された際はどうか手に取ってご覧下さい。実は、この写真集は、500部限定で発売されたのですが、全ページにマイケルの手書きのコメントが入っています。まさに作家の執念の結晶のアーティスト本ですね。

このインタビューを通して、マイケルさんの写真家としての姿勢や、本作品を広く紹介できるきっかけとなればと思います。

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1. マイケルさん、こんにちは。まず、どのような経緯を経て写真を始めて取り始めたのか教えて下さい。

僕は、高校生の時に始めて写真を撮り始めたんだよね。おそらく、14~15歳だったかな。学校新聞があってね、その新聞ので使われる写真を撮る担当だったんだ。それを2−3年やったんだよね。僕の両親は実は70-80年代に少々写真と撮ることに凝っていて、家の地下室の暗室を作ったんだ。だから、家に帰ると暗室を使って撮ったフィルムを現像できたんだ。

1年間だけアイオワ州の大学に行ったけど、どうしてもニューヨークに行きたくて写真学部があるすべてのニューヨークの大学に入学申請を提出したんだ。それで、受かった大学の中で、New York Universityが一番良さそうだからそこで学士号をとったんだ。

大学を終了した時に自分としては絶対にフォト・ジャーナリストとして、写真と記事を提供して新聞や社会派の専門誌のために働きたかったから、ニューヨークのプレス協会の一員として勤務をして新聞社とも多くの仕事をしたよ。それを1~2年続けていたら、もっとカジュアルな仕事をやってみたくなったんだ。また、その頃から、仕事以外で自分の作品を作ることを始めたんだよね。現実的な作品よりも、もっと概念的で、ちょっと風変わりな作品を作りたいって思うようになってきたんだ。きっと、それは、新聞社の仕事があまりにもストレートすぎて、また言葉がまずありきの報道写真だったから、それとは正反対の作品を作れたらと願ったからだと思うよ。そして、自分自身の作品ってなんだろうって突き詰めて考え始めた時期でもあったよ。

僕の今の作品の撮り方は、あの当時の経験が強く影響を与えていると思うよ。まず、基本として事実を正確に伝えるためのドキュメンタリーの作品があって、それから、自分自身のやり方で写真を使って見てくれる人とコミュニケーションをとるってことかな。

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2. どんなことが、作品のインスピレーションになったりするのですか?

意識的に、作品のインスピレーションを培うことができたらいいのだろうけどね。おそらく他の人も同じ思いをしているだろうけど、神様からのお恵みを待っているように、つまり偶然のチャンスだけで、あとは自分がどんなことに対しても、受け入れる準備があるように、心を平静に、そしてオープンに整えるようにしているんだ。 そうしているとね、幸運にも一つのアイデアが浮かんで、それが次に結びついていくんだよね。いいアイデアかどうかを見極めるのは、それを頭で考えた時に体と心が心地よく反応することでわかるんだ。その時の感覚は最高だよね。その、高揚感みたいな感覚をおそらく探し求めていると思うよ。僕が一番、影響を受けるのは友達だったり、本だったり、とにかく、外にまず出てみて、見ること、触れること、体験することすべてだよ。

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3. 写真以外に、特にのめり込んでいるクリエティブな作業はされていますか?

ここ5年間は、実はデザインの仕事にもはまっているんだ。自分自身の写真集のデザインももちろんだけど、他の写真家とか、出版社から仕事を頼まれたり、コンサルテーションを頼まれたりするんだよね。それから、ウエブ・デザインや、会社のブランディングのためのデザインだって手がけることがあるんだ。この仕事を通じて、自分の写真集を作る時にどうやったら物(写真集)として作品をよく見せていくことができるのかを考えることができるいいチャンスになっているんだ。

これは、良い写真を制作したりすることの基本でもなんでもないけど、自分の作品を人に見せた時の形のあり方をより発展的に考えられるいい訓練になっていると思う。デザインだけでなく、写真の編集作業にも役立っているように思うよ。

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4. 写真を使ってどんなことを伝えていきたいですか? 人があなたの作品を見た時にどんなことを感じ取ってほしいですか?

僕の作品はいつもプロジェクトがあって制作を始めるから、一貫して伝えたいことがあるかと言われると難しいかな。それぞれのプロジェクトは個々の主張があるしね。でも、いつも自分の作品を通して、見てくれる人とコミュニケーションを図りたいって強く望んでいるよ。とても難しいけど、何かを伝える力が自分の作品にあれば、本当に素晴らしいよね。ただ単によく撮れた写真だけを並べて写真集を作ったりしてもそれが実際に見てくれる人に強いメッセージを伝えられるかどうかは別問題だし、写真集作りってそう簡単にいかないのを分かっているんだ。

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5. 以前、J&Lというロスの出版社から、コンテンポラリーアートに近い写真集を出されていましたが、今回、The Ice Plantから出版された作品は日常を写し取ったスナップ・ショットで構成されています。今後は、双方のスタイルの作品を同時に制作していく予定ですか?

次のプロジェクトがどんなものになるかは、まだ決めていないから、わからないけど、二つの全く違った作品を作っていくこともいいと思っているよ。実は、タイプが違う作品を合わせて一つの作品にできたら面白いだろうなって常々思っているんだよね。でも無理やりそれに向けて作品作りをしていくことはしないよね。いろんなアイデアが自分の頭の中にあるから、それに逆らわず、試行錯誤して制作していこうと思うよ。

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6. マイケルは、プロジェクトごとに出版社を変えていますね。それはどうしてですか? 出版社にアプローチをするときのコツなどありましたら教えてください。

そうだね、 J+Lからは3冊出版しているし、 Chronicleと the Ice Plantはそれぞれ一冊ずつ出しているよね。それから小さなプロジェクトはインディペンデントの出版社と一緒に制作してきたよ。出版社選びは自分の作品を客観的に見た時に、自然とどこから出すのが一番良いか察しがつくんだ。だからそんなに迷ったりしないよ。

例えば、Chronicleから出された「Atlanta: Hip Hop & The South」という写真集は、内容がヒップホップということで、メイン・ソトリート系だったから、商業的にビジネスを大きくやっている出版社を通して出版した方が一般の人にも見てもらえるチャンスがあると思ったんだ。 

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7. 今回ご紹介させていただく、 The Ice Plantから出版された 「My Blank Pages」は、アーティスト本としての写真集としての魅力を十分の備えた写真集ですね。特に手の中に入る本の大きさ具合とか、 柔らかい紙質をカバーに使用して手触りから親密な感じを出ていいて、モノとしての触感が素晴らしいと思います。もしよろしければ、どのような過程でこの写真集ができたか教えて下さい。また、本の題名の由来を教えて下さい。(日本語に直訳すると「僕の空白のページ」となります)また、ページごとに手書きでコメントを入れていますが、この作業はこの本を完成する上で大切なことでしたか?

どうもありがとう!!大好きだって言ってくれて嬉しいよ。この写真集は、完成された写真集の大きさよりやや小さい6×8で当初試しに作ってみたんだ。どうしてこのサイズから始めたかというと、今まで、4×6のプリントで多くの写真を撮ってきたから、写真集の大きさはあまり大きくない方が適当だと思ったんだよね。そして、ペーパーバックスのアメリカの小説の単行本もちょうどこのぐらいの大きさだから、いい感じで本箱に収まるのではないかと思ったんだ。最初の構想と比べると、ちょっとだけサイズは大きくなったけど、本の中に文字を書き込みたかったから、これで良かったと思うよ。

ちょっと、話が長くなるんだけど、この本のデザインに決定した過程を少しお話ししたいな。僕は、自分が買った本のカバー・デザインやイラストレーションが気に入らない時はいつも、マニラ・フォルダーを使って(薄茶色のファイル・ホルダー)本の背表紙にしていたんだ。この習慣を、自分が作る写真集にも使ってみたいって常日頃、考えていたんだよね。それから、本のカバーに色々描いてある文字だけど、これは、元々、僕が考えついた本の題名の候補だったんだ。どれにするか試行錯誤していた時に、そのままこのリストを本のデザインとして残してしまおうと思ったんだ。どうしてこんな装丁になったかって理由は、直感的にこれでいきたいと思ったから。それ以上の説明はないなー。

本の装丁とか、編集は全部自分でやったんだ。もちろん、出版者のマイクとトリッシアにも見せて、みんなの了解は得たし、彼らの意見は僕にとってとても重要だよ。最終的に、今の形になるまで3回はダミーを作り直したよ。

本のページ毎に、手書きにコメントを加えるアイデアは最終的なダミーが完成した時に浮かんできたんだ。一つずつの写真にキャプション(説明)をつけようと思っていたんだけど、タイプ印刷で記すより、手書きでもいいかなって急に思いついたんだ。それで、自分の気持ち通りに、それでいこうということになったんだ。ちょっと考えれば、気違いじみているけど(500部の写真集のページ毎に、手書きでキャプションを入れることは)やらなくちゃいけないっていう気持ちの方が大きかったんだ。そして、美和の言っている質問通り、自分の写真集にとって欠くことのできない大切な作業に感じたんだよ。こうすることによって、僕の写真集を見てくれる人と、コミュニケーションが取れる気がしたんだ。それは、本当に僕が写真を撮っていて一番大切にしたいことなんだよ。

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8. ちょっといじわるな質問ですが、自分の弱い点とか反対に良い点とかを意識的に考え、作品をつくっていますか? 弱い点は、どのようにして克服しようとしていますか?

おそらく、他の人と一緒だと思うけど、弱い点ばかり気にしてくよくよすることがよくあるよ。でも、たまにだけど気持ちが前向かきな時は、自分が下した判断が正しかったんだって、明るい気持ちで考えられるんだ。そんなことばかり繰り返しているように思うな。やっと勝ち取れた良かったことは、次の瞬間にすぐ消えてなくなってしまうものじゃない?成功の高揚感を感じられるのって短いよね。もし失敗したらそこからなにか学び取れればそれでいいと思うようにして、とにかく僕が心得ているのは立ち止まらずに前だけを見て、作品を作り続けていることなんだ。

9. 日本の写真はお好きですか?だれか好きな写真家はいますか?

日本の写真はすごく好きだよ。一番好きなのは、森山さんとアラキと川内倫子さんかな。森山さんが、70年代に東京のレンタル・ショップのコピー機を使って本を作ったことは写真史にとって伝説的な出来事だよね。ppp エデションの森山さんの写真集 「71-NY 」は2002年に買った本だけど、未だに強いインスピレーションを与えてくれているよ。それから、古谷誠一の「Mémories 1983」も最高だよね。90年代に実は2回ほど東京へ訪れているんだけどあの時のことは今でも鮮明に覚えているよ。

10. 若い作家さんにどうか成功できる秘訣を教えてあげてください。

これは、みんなも言っているありきたりなことだけど、、、自分が作った作品が思いがけない方向に自分を導いてくれることがあるから、とにかく自分の気持ちに従って、思いついたことをやってみることが一番いいと思うよ。僕の友達が言っていたんだけど、「自分がやらなくてはいけないことは、自分がしなくてはいけないと感じていることをただやっていくことさ」ってね。 実はとってもシンプルな事だよね。

http://www.michaelschmelling.com/#/new_work_news/1

http://theiceplant.cc/myblankpages.html

1. Pls tell us about when you started taking photographs, your approach to photography and a little bit about your work in general? 

I started taking photographs in high school, I was around 14 or 15. I shot photos for the high school newspaper for two or three years, shooting with my mom’s old Nikon. My parents both took photos as a hobby in the 70’s and early 80’s, and had built a darkroom in our basement. I began to make prints at home as well. 

I ended up going to college in Iowa for a year before I realized that I should be in New York. I applied to all the New York photo schools and ended up at NYU. 

When I got out of college I was really set on becoming a photojournalist – I started working as a stringer for the Associated Press in New York, freelancing for newspapers, and shooting all sorts of new assignments. I did that for a year or two, and then started drifting towards magazine work. At the same time, I was starting to work on larger projects of my own – and these often ended up taking me in more idiosyncratic, conceptual directions. In some ways I guess I was reacting against the literal-ness of photojournalism and editorial work, and really trying to figure out a language for my work. 

In many ways my current approach still follows from those years: first, a foundation in documentary work, and a strong basic desire to go out into the world and take photographs; and second, a desire to find my own way of communicating through photography.  

2. How would you receive your inspirations and creativities flowing and refreshing? 

It would be great to be able to harness inspiration, but like everyone else I guess I’m at the mercy of chance and serendipity. I’d like to think that I’m open to it. I’ve been lucky enough to have a few good ideas to take me from one project to the next. I know when inspiration hits – and I know how my head feels when I’m caught up in an idea. That’s the best feeling – probably the one that everyone chases. I’m probably most inspired by friends, and books and just being out in the world. 

3. Do you have other (creative) interests other than photography?  Do you think if it affects your perception in photographer and functions as foundation of your work?

Recently, in the past five years, I’ve fallen into doing some design work. First co-designing a couple of my own books, and then being hired solely as a designer/producer for other book projects, some theater-design work, and also some website design and branding. I’ve learned so much doing that work and I know some of it has filtered into my own books/projects.. It’s not the foundation, but it’s been very integral to how my more recent projects have developed, and I think it’s helped me develop into a better editor.  

4. What do you wish to communicate with your photographs?  What would you wish the other people perceive thru your work? 

Since much of my work is project-based, I can’t say that there’s one over-arching theme within my work that I wish to communicate. Hopefully, each project communicates its own ideas.. some better than others of course. But I do want to communicate, I think of that as the ideal really – and maybe the hardest thing to achieve. It’s easy to put a good series of photos together, but so much harder to actually communicate something.

5. Your previous work with J&L was pretty conceptual and now you seem to revisit your earlier work of snapshot or street photography.  Would you plan to go into the both directions in future?

I’ll have to see where the next project takes me.. though I’m open to combining these different ways of working. I’m always hoping that I’ll be able to bring all these different modes of working together, in one project, but I can’t force it. I’m guessing I’ll swing back and forth between different ideas/ways of seeing.. 

6. You have changed your publishers for each project/book.  Pls tell us about the reason for it.  Do you think choosing a right publisher by subject is very important?  How would you approach them for your new project?

Well I’ve published three books with J+L, and one with Chronicle, and one with the Ice Plant.. as well as a couple other smaller books with other publishers. I think I have a good sense of what projects of mine might be a good fit there, what to send them.

My book Atlanta: Hip Hop & The South, which Chronicle published, seemed like much more of a mainstream subject – and I thought a more commercial publisher could potentially reach a larger audience outside the photo community. I think finding the right publisher for the right project is important, but there are plenty of self-published books, and books from smaller publishers that find an audience. 

7. I adore the design and edit of your new book with The Ice Plant, “My Blank Pages”.  I esp. find the format/size of the book perfect.  Would you pls tell us about how it (designing this book) comes out?  Is it all your idea?  Why did you put the text instead of a photo for the cover?   Pls also tell us about the reason for the title and why do you decide to write your comment on each copy by hand?  Is it important for your project?

Thank you – I’m so glad you like it! This book started out as a dummy just slightly smaller than it is now, roughly 6×8”. I was working with 4×6” prints that I’ve had made over the years, and the size was based around that, and a desire to make something that felt like it could fit on a shelf full of paperback fiction books. I made it slightly bigger, the size it is now, to make it slightly easier to write in the margins (which was a decision I made much later in the process). 

It’s a long story, but I sometimes used to wrap books I was reading in old manila envelopes. If I didn’t like the cover design, I would cover it up.  These wrapped books sit with the other books on my shelf, and I’ve always wanted to design a book after this idea. I started writing a list of potential titles on the cover.. I knew I wanted text on the cover, but I can’t say exactly why, just a gut feeling. All the potential titles started to look good together. I liked that it felt ‘provisional’ like there wasn’t a definite title.  

This all came from me, I put the first dummy together with these general ideas in place before I showed it to Mike and Tricia at The Ice Plant. Their feedback was invaluable, and we went through three more dummies before we had everything in place.

The hand-writing/annotations idea came after the third dummy. I was trying to figure out a way to incorporate captions into the book, and I just started writing on the page. I think the book would survive on it’s own without the writing, but once the idea had come to me I realized that I had to follow it. It felt a bit crazy, but I knew I had to do it. So, in that sense, in answer to your question, it became important to the project, it is important to the project. But on a more general level, apart from the physical aspect of writing in the books, I thought that the writing might offer a bit more to the reader, bridge some gap between my own interest in the photos and what they might communicate to a reader (again, trying to communicate in my own oblique way).

8. It is a tough question.  Do you recognize your challenging and strong parts of your work?  If so, how do you try to overcome it and/or nourish it?

Probably, like everyone else, it’s much easier to focus on the failures, the weaker aspects.. but on the right days, I guess it can feel like I made some good decisions. I have to remember to nourish those! Victories seem so short lived.. that stuff is so elusive.. I just try to keep moving, make new work, learn from the mistakes. 

9. Do you like Japanese photographer?  Who is your favorite photographer?

Of course I love Araki, and Moriyama, Kawauchi and a bunch of others. The legend of Moriyama making xerox books in a rented shop in Tokyo in the ’70’s is one of my favorite photography stories.. and his book ’71-NY had a huge effect on me when I got it in 2002. I’ve also always loved Seiichi Furuya’s book Mémories 1983. I took two trips to Tokyo in the late 90’s and those had a huge effect on me as well.

10. Pls advice young photographers in Japan about how to be famous and successful like you.

I know it’s been said many times, but: follow your instincts, let your ideas guide you, and let your work take you somewhere else outside yourself. Or, as a friend of mine said “your job is to make exactly the work you think you should”. 

11. Putting the text/words seems a very important part of this project.  Pls let us about your relationship with photography and words (literature?)?

Books (fiction mostly) have had as big an influence on me as photography. I started reading steadily in college, and the first books that really hooked me were by Don DeLillo – they had a huge effect on me, and continue to. I know I’m not a writer, but I’ve always envied that ability to communicate ideas so clearly.. to tell a story. I know the writing I did for this book isn’t anywhere near that stuff, or even remotely literature, but maybe it gets closer to that disciplined ideal of steady writing, everyday. And at the very least, I can honestly say that I’ve put with.

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