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Mar.13.2015
プロダクトと手仕事の融合
私は人の手が重要な役割をするプロダクトが好きです。
すべて機械生産で均一なプロダクトも素敵なのですが、やはりどこかで人の手の感触がはいるプロダクトが好きです。
ハンスウェグナー。デンマークの家具デザイナー。1950年代から活躍した人物でおそらく世界で一番の数の椅子をデザインしたデザイナーだと思います。
彼のプロダクトには一見すると手仕事による一点物に見える椅子が多数あります。勇ましい角をもつホーンシリーズの椅子等はまさにそうです。しかし、すべて機械により大まかに削りだされ、最後の感覚的な事は人の手が担っています。
人の感覚が入る事によりプロダクトに表情が現れます。それは作った人柄を表すものであったりもします。
ハンスウェグナーの言葉で、機械により質を落とす事なく効率的に作業ができるのなら私は機械での作業を選びます、という言葉があります。
ハンスウェグナーの尊敬するデザイナーがチャールズイームズというのも納得できますね。
フラクタスのグラノーラもそんな思いを込めて作られています。
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