毎回新製品を出す時には、「自分の最高の作品」だと思って出してます。それが、皆さんに受けいれられるかどうかはわからないけど、とにかく「自分で最高なんです。」と言い切れるものを出している。

その中身を作る過程では、「普通そんなこと気にしないよ」ってことが盛りだくさんで、そんなことまで皆さんに伝わるかわかんないけど、私が絶対良いと思うから!みたいな感じで作っている。

elixir pierre

 

この10月にSHIGETAから新製品EXオイルセラムを発売しました。なんかすごーく特別なオイルを作りたかった。肌への効果と、それ以上の何かがあるオイル。

このオイルを作るのにあたり、石と相談しながらジュエリーを作っている、フランスで著名なジュエリーデザイナー、マリーエレーヌ・ド・タイヤックと組んで作ることができました。このオイルの制作には、彼女以外考えられないと思っていましたので、彼女に相談した時、「CHICOとだったらもちろんよ」と言ってくれた時には、天にも昇る心地でした。

 

マリーエレーヌは、多分私と同じような気持ちでジュエリーを作っている。彼女は石のエモーションを正面から捉え、その石の性格を把握し、その石が一番美しく輝くようにジュエリーを作る。たぶん、そんなこと、誰も気にしないよ、ってことをすごく大事にしてる人だということが、話していると良くわかる。

だから、世界のセレブ、つまり、あらゆるメゾンの宝飾を身につけて来た人達が、こぞってマリーエレーヌのジュエリーを欲しがるのだと思う。

 

実のところ、今回このオイルに「ジェムストーンを浸けたい!」と言ったらフランスのスタッフ達は目を丸くしていた。(良くありがちな)コンセプトが面白い、とかじゃなくて、本当に石のパワーを転写させたいのだと言ったらラボのサイエンス組は半信半疑でした。それはそうですよね、彼らは科学的に証明されうることを研究しているのですから。でも自分で実験してみて(私なりには)すごい結果が出ていたし、絶対に皆の役に立つオイルになる!と確信していたので、これをやらないなんて、あり得なかった。

 

スタッフには、石の波動がどのくらい私に取って明らかなのかを証明するために、私はブラインドテストまでして見せました。(石の入っている箱と入っていない箱を当てる!)

ともかく、自分のラボを持つってことは、本当に良いことだと、この時にも強く思いました。だって、みんなが信じようが信じまいが、私がやりたいことをやれるんだもん(笑)。そして、私のスタッフ達は「じゃあ、きっと原子レベルで反応するんじゃない?」とか言いながら、このプロジェクトに嬉々としてハマっていったのでした。

 

とはいえ、石に数週間浸けてからブレンドする、この過程は製品製造プランに入れこむには、はっきり言って面倒です。というのは、製品の在庫が無くなっても、漬け込み期間が終わらないと作ることはできないからです。とは言え、この数週間を駆け足にすることはできないので、スタッフからは浸ける期間に関して何度も確認がありました。(大汗)。

 

コールドプレスによって採られた植物オイルはその種類によって、肌のそれぞれのレイヤーに入って行く。例えば、ローズヒップオイルは角質、表皮、グレープシードオイルは真皮、毛細血管などのように。。。だから様々な種類の植物オイルを使うことは肌の健康にはとても大切です。

実際に、このEXオイルセラムの発売からまだひと月経っていませんが、使ってくださった方々からのフィードバックがとにかくすごいです。数年間悩んでいた乾燥から解放されたとか、シミが薄くなったとか、イボが取れたとか、目の下の小じわが取れたとか。。。ダイレクトな肌のトラブルからの改善のメッセージをたくさんいただいて、私たちもビックリしています。(私たちもこのオイルのスゴさは熟知していたつもりですが。。。)

「ローズヒップオイル単体の三倍の抗酸化力がある」ということも、フランス国立科学研究所で分析済みですが、この改善の速度が3倍ってことなんだよね。ということなんだー!と理解してます。

 

そして、私はやっぱりこれほどのEXオイルのパワーの体感度があるのは、やっぱり石のおかげだと信じている。

3年前、このオイルを作ろうと思ったとき、なんか、とにかく「何これ!!!すごくない?」というオイルを作りたかったのですから、SNSに上がってくる皆さんのフィードバックやコメント見て、この目的はちょっとだけ果たせたような気もする。

見えない所も大事に、目的にバッチリ合うようにして作ること。これは私のスタンダードだけれども、そしてそこに、良い素材、良い気、良い人材、良いアイデアが集まると奇跡を起こすことができるんだと思う。

それは、そこに「調和」があるから。

 

マリーエレーヌと私の制作にまつわる対談はこちらのリンクからお読みいただけます。

Capture d’écran 2015-11-07 à 14.47.13 copie

 

TAGS
READ MORE

MY NEW STANDARD

IMG_5773

和菓子の老舗、虎屋のパリ店は今年35周年を迎え、それを記念してパリのスタッフが考案したスペシャル生菓子というのが、「ローズドパリ」というローズウォーターを使った和菓子です。

そして今回このお菓子に、SHIGETAのローズウォーターをセレクトしてくださいました。このお菓子が実現したことに、私はものすごく感動しています。

それはこのプロジェクトには、様々な驚きのストーリーがあるからです。

まず、今までローズウォーターを使った和菓子なんて聞いたことないですし、洋菓子でもちょっと珍しいくらいです。和菓子とローズウォーターの組み合わせって、初めてなのではないでしょうか? それほどレアな試みだなのです。

 

もちろんレアなだけではなく、さすがは虎屋さん。とても美味しいです。バラがほんのり香り、白あんとの相性がこの上なく優しい。そして、私も知らなかったのですが、しろあんって白インゲンを使ったものを白あんと呼ぶと思っていましたが、虎屋さんの白あんは昭和二年から契約している白い小豆を栽培している農家さんで作ったものを使い続けているのだそうです。初めて白あんを本当に美味しいと思いました。

 

和菓子では、彫った木型を使ってお菓子の形を作りますが、今回なんとこのお菓子のための木型をわざわざ起こしたのだそうです。ちなみに虎屋さんでは、100年くらい前の木型も残っているそうです。。。毎月季節毎のお菓子を作られてますが、なにしろ歴史の長いメゾンです。レパートリーの数はものすごく多いそうなので、新しい木型なんて、そうそう作るものでは無いのだそうです。それが、このお菓子のために作られたなんて!!

 

上の話を聞いただけでもすごいなあ、と思うのですが、私にとってさらに感激なのは、創業室町時代の虎屋さんがSHIGETAの製品を素材として選んで実現してくださったということです。和菓子はシンプルな自然の素材がポイントだそうですから、素材の良さがいのちです。

パリ店の支配人の市原さんからは、このお菓子の開発に当たり、いろんなローズウォーターを試してみた結果、「SHIGETAのが少量でも一番香りが立つ」と伺いました。

違いをわかってもらえたことが本当にうれしいです!SHIGETAのローズウォーターは二度蒸留をしていて、通常のローズウォーターよりもぐんと濃度が濃いですからね!

 

室町時代。。。16世紀ですよ。その当時から同じ家族がメゾンを継承して今に至るそうです。(すごいですね!!)500年近いの歴史を持つ、天皇家御用達の和菓子のメゾンなのです。虎屋の歴史そんな、日本の歴史の500年をかついできた虎屋さんのクリエーションの一部にSHIGETAがほんの少しだけ関わらせていただいた、ということに感動してます。

虎屋がすごいなあ、と思うことは、ちゃんと時代と一緒に歩んでいるっていうことです。置いていかれた伝統になっていない、ということ。今はTORAYA cafeや、ミッドタウンのストアなどでも、日本の伝統と匠を踏襲しつつ、モダンで素敵な『今の日本』を感じることができる。

 

伝統が新しいものや異文化と交わりながら、いつの時代にも合うように洗練されているもの、それが私のNEW STANDARDなのかもしれない。

 

このローズドパリは、10月1日から一ヶ月間の限定発売となっています。お取り扱い店舗は東京(銀座、東京ステーションホテル)と京都の直営店です。まずはご賞味あれ。

 

IMG_5764

TAGS
READ MORE

Nice to meet you

Chico portrait_02

dia STANDARDレクターのみなさま、はじめまして。

パリでSHIGETAというオーガニックコスメを作っている、CHICO SHIGETAです。

今回dia STANDARDの中でブログを書かせていただく機会をいただき光栄です。

私は長らく美容やウェルビーイングに携わっていますが、このブログではあまり美容のカテゴリーに問わずに日々思うことを書かせていただきたいなあ、と思っていますので、みなさま、これからどうぞよろしくお願いいたします。

はじめましての回は、まず私のプロフィールがわりの話です。

私は静岡市出身で、祖母の代から続く美容、理容のお店に生まれ育ちました。みんながピアノを習い始める年頃には、ピアノと一緒にマッサージを始めていました。(母曰く、ピアノは指先を動かす練習だったそうです)美容は英才教育で母親からみっちり仕込まれていました。

そして1998年にフランスに留学して、美容と自然療法を学びました。その理由は、フランス人の女性の美しさのルーツを知りたかったから。(そのことはまた別の回に記します)

そして、その時25歳だった私は漠然とすごく焦っていました。「人を癒す仕事をしようとしているにも関わらず、こんなにぬくぬくした中で毎日を過ごしていて良いのかな?。。。」

当時まだ若かった私は、「人を癒す=人の傷みや辛さを共感できなくてはいけない」と考えていて、日本の様に安全で、たいした苦労や辛い思いなど自分の周りには起こりえないであろう環境で生活していたら、(しかも私は楽天的)人を癒す仕事をする人としてどうなのさ、と考えていた訳です。だから、「人間としての体験を増やさなくてはならない!」という志の元、フランスへ留学しました。

そんな 時から時は流れ、いろいろな人と巡り会い、様々なご縁をいただいたおかげで今は、パリ市内にラボと工場を持ち、SHIGETAのオーガニック&ナチュラル化粧品の研究と製造を行っています。

SHIGETAの社長業(つまり何でも屋)と製品開発、CHICO SHIGETAとしてのセラピスト、パーソナルコーチとしての仕事、他化粧品企業のコンサルティングや教育、と気がついてみたら、自分の活動フィールドが大きくなっていました。

2004年にSHIGETAを一番始めにスタートした時には、「自分のセラピストとしての仕事を合法的に行うための枠」に過ぎなかった会社が気づいたら現在のような形になっていました。

もとから自分のブランドを立ち上げようー!みたいな志を持っていた訳では全くなくて、まるで後ろから風に押されるように自然に今の様になったので、振り返ってみて一番ビックリしているのはこの私です。

2006年に初めてSHIGETAの製品、ブレンドエッセンシャルオイルを作り始めて9年(!!!)本当にあっという間の9年間でしたが、仕事を通して、ずいぶんエキサイティングな体験をさせていただいています。

今日42歳になった私があるのも、支えてくださる皆さんのおかげです。

今日まで出会ったみなさん、出会っていないけれどSHIGETAを支えてくれたみなさんに、こころからありがとうと言いたいです。

それではみなさま、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

From previous Journal STANDARD

 都市と美容。すべては”ヴィジョン”で生まれ変わる 電通・高崎卓馬 x CHICO SHIGETA 

続、都市と美容。すべては”ヴィジョン”で生まれ変わる 電通・高崎卓馬 x CHICO SHIGETA

 

TAGS
READ MORE