A Sketch of my “Vin Vivant” journey #001: Ardèche Region

“ただいま”。

 

と、少し前なのですが、いつしかライフワークとなったフランスを中心としたヴァン・ナチュール旅。
造り手や、パリで広めた先駆者:ピエール・ジャンクー(Pierre Jancou) も呼ぶ “活きたワイン(= Vin Vivant)”。

マスプロダクションを前提としない、昔から変わらぬ造り。
真の意味でのテロワールや、そのヴィンテージに自らや葡萄が触れたこと全てを一瓶に閉じ込め、造り手の意思やその年、土地が浮かんでくるワイン。

 

そんなワインを飲んだときに自分が感じたことを確かめたくて、どうしても自分の全感覚を使って体感したくて、ただただ訪ねてしまうのです。

イチ飲み手にそのような衝動を与えてしまう、Vin Vivant。 そのぐらいのパワーを持った飲みものだと信じていますし、造り手の土地で一緒に過ごさせてもらう時間は自分にとって とても、とても大切な学びの時間です。

 

~~

 

今回の旅は、Gare de Lyonからスタート。一路、コート・デュ・ローヌの西エリア、アルデッシュへ。
Gare de Lyonmontelimar

「週末もパリにいるつもりなの? 僕たち、ワインツアーをしているからおいでよ!」
モンテリマールで、今回の旅に誘ってくれたPaulさんと落ち合い、旅はスタート。

初めてのアルデッシュは、秋に入ってもなお昼間は夏のような気候、玄武岩や石灰岩など たくさんの石が算出される地で、昔ながらの石造りの家が美しい地。

montelimar2

 

強い風、石が豊富にある地、そして暖かい日差し、、 造り手に会って、話を聞いて。
この地のワインを心と身体にメモしてきました。
montelimar4montelimar3

 

最初に訪れたのは、Sylvain Bock (シルヴァン・ボック)。
この地のヴァン・ナチュール生産者を代表するLe Mazel:Gerald Oustricの下での修業を含めた
10年に渡るキャリアののち、2010年に満を持して独立した造り手。
手摘みで葡萄を収穫、SO2は使っていません。

ちょうど収穫した葡萄の最後のプレスをしているところでした。
Sylvain BockSyvain Bock9

 

絞りたての葡萄ジュースは、ホースでセラー内のタンクへ。
Syvain Bock11
 Syvain Bock12

 

小さなセラー。「小さいので、どうしても早めにボトリングしないといけないんだ、、これから大きくしようと思っているんだよね」。
Sylvain Bock1

(ぎゃー、なんちゅーマセラシオン、、!)
Syvain Bock4 Sylvain Bock3

 

タンクからの取って出し。南らしい、濃いめの色。
「活発な菌がたくさんだから、ちょっとしか飲んじゃだめだよ」と言われても、、 そんなの無理 ^^;

 

グロロー&シラーを二回に分けてプレスし一つはマセラシオン、もう一つは通常の方法で仕込み、合わせたとのこと。
(うっかり聞かなかったのですが、
シルヴァンが目指す方向である果実味&軽やかなニュアンスを出すためだと思います。。滝汗)
Syvain Bock2Sylvain Bock5

 

テイスティングさせていただいた2014年のワイン。
左からペティアン「Faux sans Blanc」(シャルドネ、グルナッシュ・ブラン。柑橘&蜂蜜のシュワシュワ!)、
「ネック」(樹齢30年~50年のグルナッシュ、ガメイ。2013年に新たに手に入れたこの2ヘクタールの畑が
欧州で一番高くそびえる玄武岩の岩山(neck de Sceautres)の眼前にあることからオマージュで付けたそう)。
Syvain Bock8
真ん中、「Les Grelots」。(グルナッシュ、シラー、メルロー)
右隣「suck a rock」。(メルロー。二か月前にボトリング。メルローを使いながら “メルローらしからぬもの”をつくろうとしたそう。マセラシオンを経たそれは、恐ろしくピュアで美味しかった!! 軽めの赤好き、、)
そして右端 「Raffut」。(シラー。長く熟成させるタイプのワインが作りたかったとのこと。お花やフルーツのニュアンス、滑らかな口当たり。時を経るのが楽しみです ^^)

 

Syvain Bock15Syvain Bock16

 

彼のワインに通奏低音として流れるしっかりしたミネラル感と旨味。 そう伝えると、
「そう、僕の葡萄畑は、石灰石と玄武石(火山石)から成るんだよ。ほら、カーヴに使っている石だよ」
Syvain Bock7
Syvain Bock14

 

ああ、、これがこの土地の味なんだな。ようやくこの土地を体感した時間でした。
Syvain Bock13
Syvain Bock10
Sylvain Bock6Syvain Bock17

 

忙しい時期にも関わらず、受け入れてくれたSylvainに心からの感謝を。

 

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まだ一日は終わりません。苦笑
のんびり散策しながらオーベルジュに戻り、apéroからのディナーで一日目の夜は更けていくのでした。。
apero3
apero

(愛しのジュラのフェルミエ、エッセンシアのシャルキュトリー!!!号泣)
apero1apero2apero4
dinner

 

(きっと続きます。滝汗)

※ Sylvainのワインはラヴニールさんがインポートしています。

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