ルーツを知るには、時間が足りない。

トリバです

 

あれは、小、中学生の時です。

 

伯母が横浜で喫茶店を経営していて、

よく遊びに行っていたんです。

いとこは、

その喫茶店の商店街のはずれのレンタルビデオ屋さんでバイトしてました。

 

そして、その隣にレコード屋さんがありました。

 

当時の僕は、ナゴムレコードという自主制作レーベルにハマってて、

同時にローリングストーンズや、ビートルズの海賊版にハマってました。

 

当時は、街の電気屋さんとかの片隅に、

海外メジャーアーティストの海賊版ぽいCDが一枚千円とかで売られてて、

そういうのを聞いていたんですが、

少し成長してきた僕は、

海外から来たムコウの匂いがするレコードにあこがれて、

恋をし始めていました。

(それは、今でも続いてしまってる恋なんです。)

 

特に、海賊版は、王道から外れていて、ワルい感じが良かったんです。

 

そんな僕に、そのレコード屋さんのおじさんが、

(今考えてみると意外に若かったし、店主ではないことが最近発覚しましたが。)

 

「君、ストーンズが好きだったら、こういうの聞いたほうがいいよ。」

 

と言って、

 

Don CovayのMercy Mercyや、

Otis ReddingのOtis Blueというアルバムなんかを教えてくれたんです。

 

当時の僕には、ミックジャガー以外の知識はありませんでしたから、

もうびっくりしちゃって、

翌日には学校で、

「ミックジャガーも所詮ドンコヴェイの真似だからなぁ」

とか、偉そうなこと言ってたわけです。

 

そんなこんなで、それ以降の僕の音楽の嗜好は、

幅を広く、どちらかというと過去のアーカイブに向かって行きました。

 

ルーツを追っていく喜び。

 

ところが、ロンドンに留学した時に、

見に行ったOASISのコンサートの前座のProdigyに殺られてしまい、

もっとまとまりのない人生になってしまうのですが、

それはまた別の話。。。

 

さて、今日も何となく、Otisのレコードを聞いていたのですが、

これからあと何年生きて、あと何回このアルバムを聞くのかなと思ったら、

突然何かすごく切ない気分になりました。

 

たくさん持っているレコードの大半を、

これからの僕の人生で一度も聞かないのかもしれないと思うと、

なんのために、このレコード達は並んでいるのだろうと思い始めて。。。

 

明日死ぬかもしれない人生の中で、

なるべくいろんな経験をしていきたいと思う反面、

本当に大好きなOtisのレコードを何回も聞いていたいと思うわけで、

またそんな複雑な気分の時に聞くOtisがすごく良くて、良くて。。。

 

最近、不眠症というか、眠るペースをつかめてない僕は、

いてもたってもいられなくなり、

小雨の中、代官山AIRへ。

 

フロアは、ちょうどQ’heyから、HIROSHI WATANABEのライブセットに。

 

これに、また殺られてしまうわけです。

 

HIROSHI WATANABE、本当に良かった。

 

また一つ知らなかった音楽を知ってしまい、

少しでも長生きしなきゃいけないのかなという気になりはじめました。。。

 

 

あ、ちなみに、この前横浜行った時、そのレコード屋さん行ったら、

まだありました。。。

 

改めて見てみると、品揃えは、ニューウェーブとか、民族音楽だったので、

あの時の僕はあのお店にとって、少しずれていたのかもしれません。

 

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