秋のはじめの薬膳

dia STANDARDをご覧のみなさま、はじめまして!
青山有紀と申します。
このたびご縁をいただき、こちらでブログを書かせていただくことになりました。
これからどうぞよろしくお願い致します!

 

わたしは東京中目黒で京都のおばんざいと韓国家庭料理の店「青家」と京甘味処「青家のとなり」のオーナーシェフをしている他、料理家として料理本の出版(現在17冊あります)、企業さまへのレシピ提供や商品開発などもしています。
趣味はネコ、旅、インテリア、そして《薬膳》。

 

季節の変わり目なので、今日はこの時期の《薬膳》について書かせていただこうと思います。
《薬膳》というと、漢方薬や、苦いもの、まずいもの、高いもの、などイメージされることもあるかもしれませんが、本当は違うんです。
《薬膳》とは本来、中国の医学《中医学》の理念に基づいて作られた料理のこと。
いくら高価な漢方薬を使っていても、理論がしっかりしていないと《薬膳》とは言えないし、逆に、薬膳の理念を基に、季節や食材、人の身体に合わせて作っていれば、漢方薬が入ってなくても薬膳料理と言えるんですよ。

 

今は夏の終わり、秋のはじめ。
この時期に気をつけたいのは、乾燥です。
空気が乾燥すると、肌や髪がぱさついたり荒れたりしやすくなり、老化の原因に。乾燥が体内にまで及ぶと、鼻や喉の粘膜がダメージを受け、喉が痛くなったり風邪を引きやすくなったり。腸が乾燥すると便秘がちにもなります。
まだ暑さが残る9月、10月は体内の余分な熱を冷ましながら身体を潤す食材を積極的に摂るのがおすすめ。
すすんで食べたいのが、梨。わたしは毎朝食べています。ぶどう、りんごもいいですね。
秋のはじめは、茄子、トマト、キュウリもいいし、豆腐や湯葉、豆乳も身体を潤してくれます。
便秘がちな人には無花果が良く、逆に柿は逆効果。

 

毎日の食事に気軽に取り入れるなら、ぜひ大根おろしを。
身体の熱をさまし、たっぷり潤してくれるので今の時期には最高です!
同じく潤してくれる秋刀魚との組み合わせは、美味しいだけでなく素晴らしい食養生。
秋刀魚の塩焼き+大根おろしなど、季節の風物詩とも言える家庭料理は、実は理にかなった薬膳料理なんですよ~

せっかくなので、人が集まる時など、ちょっと豪華に見える(でもめっちゃ簡単な)1品をご紹介します。

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(「12か月の薬膳レシピ」より)

耐熱皿の上に薄切りにしたじゃがいもを乗せ、塩こしょう少々を振り、切った秋刀魚を並べてさらに塩こしょう。みじん切りにしたにんにくとパン粉を混ぜ、まんべんなくのせて松の実を散らす。オリーブオイルを全体にまわしかけ、オーブンで焼くだけ。香ばしく焼き上がったらディルを飾りましょう。いわしでもサバでも出来ます。お試しあれ~

 

スポーツの秋と言うけれど、びっしょびしょに汗をかくほどの激しい運動ではなく、じんわり汗ばむくらいの運動がいいと言われます。
朝晩涼しくて気持ちいいから、お散歩はとてもいいですね~~
余談になりますが、最近多く見られるアトピー、しっしんなどの皮膚病の原因のひとつに、化粧品があると言われています。わたしは汗止めスプレーや全身にべったり塗るクリームやオイルはやめて、信頼出来るオーガニックコスメを目的に合わせて使っています(ちなみに「SHIGETA」を愛用中)。

 

食べること、補うことと同じくらい必要なのは、きれいに巡らせて出す「毒出し」。
皮膚表面の毛穴はその毒を出してくれる大切なルートでもあるので、ふさぎすぎないようにするといいと思います。特に少し汗をかきたいときは、ぜひとも毛穴解放で!

 

今年の夏にかき氷など冷たいものを食べ過ぎた方は、秋冬に胃腸のダメージが表れやすいと言われているので、これ以上冷やしすぎないように注意!氷入りのドリンクは控えて、起き抜けや空腹時には白湯を飲むのがおすすめです。
食欲の秋、美味しくごはんを食べたいからこそ、消化や毒出しに気持ちを向けていきたいものです。

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