m’s braque のスーツ

スーツ1

「とうとう、ダブルのジャケットを作っちゃいました」

2年ほど前、《エンジニアド ガーメンツ》のデザイナーである鈴木大器さんが、妙に言い訳っぽく話してくれた。

彼の中ではずっと「ダブルのジャケットは邪道」というこだわりがあったのだろう。

自分の信じた服を作るデザイナーにとって、そうしたこだわりは大切だと思う。

 

しかし、僕はダブル・ブレステッドが大好きだ。

持っているスーツもダブルのほうが多いかもしれない。

加藤和彦さんは通っていたテーラーの方から伺った話として

「人には一生ダブルしか着ない人や、シングルだけで人生が終わる人もいるという事になる」(『エレガンスの流儀』河出書房新社刊)と

書いておられる。果たして、僕はどちらなのかわからないのだけれど、勝手に「ダブルのほうが似合う」と信じている。

 

今日、日販やトーハンといった雑誌の「取次ぎ」にもダブルのスーツで伺った。

ここは、雑誌の部数を過去の販売実績によって決定するシビアなところです。

ダブルのスーツで行こうが、シングルで行こうが、「お宅は先月売上が落ちているので、次号は部数を落としましょう」と

言われたりする血も涙もないところです。(中には温情派の方もいらっしゃいますが……)

 

今日のダブルのスーツは《m’s braque》というブランドの「COSTUME」レーベル、定番のスーツのラインです。

ネイビーにグレーのウィンドウペイン。サイズは38で、最近ちょっと太り気味なので、ボタンが吊っています。

お恥ずかしい。

スーツ2

こちらは、先日届いた《m’s braque》秋冬用のグレーフランネルのチョークストライプ。

ウインドウペインとまったく同じパターンのダブル・ブレステッドスーツですが、

胸のポケットだけ、パッチポケットから変更しました。

こちらはサイズ40。でも、あまりサイズ感に違いを感じないのですが……。

 

日本人のデザイナーの方が、パリにて製作しているという《m’s braque》。

ダブル・ブレステッド・スーツのマイ・スタンダードです。

(ただし、これ以上体重が増えない限りは)

 

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