シャツのスタンダード

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「大丈夫、親父は死なないから」
「でも、生きなきゃいけないんだぞ」

映画『ザ・ロイヤルテネンバウムズ』の中で、癌の仮病がバレて息子たちに家を追い出される親父の台詞。
笑えますが、悲しいです。

お洒落監督のウェス・アンダーソンは、ちょっと山本洋次に似ています。テーマも作風もまったく違うんですが、小ネタのはさみ方に同じようなセンスを見いだすのは僕だけでしょうか。

どれだけお洒落なんだろう、と画面が変わることに圧倒されるウェス・アンダーソン。最新作の『グランド・ブタペストホテル』でもまたまた圧倒されました。

本人もたいへんお洒落らしく、シャツは常にパリ・ヴァンドーム《シャルベ》を好んで着ているという記事を読んだことがあります。一度、本人に遭って確かめたいな、と思っています。

僕も、その記事を読んでからパリコレに幾度に《シャルベ》でシャツを一枚ずつお土産に買ってきています。スリムフィットで、ボタンカフを選んでいます。最初、オーダーしようと思って勇んで訪ねたんですが、お前の体型なら既製品で十分だよ、と言われ、その通りにしました。おかげで数枚溜まってきましたが、まだ一度も袖を通していないシャツもあります。《シャルベ》をシャツのスタンダードに、と思ったのですが、BDシャツ好きの僕としては、いざ着るときになると、襟にボタンがついているものをついつい選んでしまう癖があります。これでは、《シャルベ》はスタンダードになりませんね。でも、パリコレのお土産は続けようと思います。となると、シャツのスタンダードではなく、パリ土産のスタンダードと言ったほうが適切かもしれません。

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